フクシマカタストロフ 原発汚染と除染の真実

青沼陽一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163900148
ISBN 10 : 4163900144
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
414p;20

内容詳細

福島の子どもたちの甲状腺に異変が起きている、癌だけではない低線量被曝による健康被害、チェルノブイリ原発の被害者が語る「事故後の人生」、除染しても故郷に帰れないのはなぜか、汚染水漏れが止まらない本当の理由、食品による内部被曝は忘れた頃にやってくる。チェルノブイリと福島に共通する過ちの連鎖。

目次 : 序章 お母さんが壊れていく/ 第1章 チェルノブイリ・アニバーサリー/ 第2章 レーニンと桜と富士山/ 第3章 未必の故意/ 第4章 世界一残酷な福祉/ 第5章 除染と賽の河原/ 第6章 還らざる海/ 第7章 東洋の猿/ 第8章 交錯するふたつの世界と孤立する場所/ 終章 予言

【著者紹介】
青沼陽一郎 : 1968年長野県生まれ。早稲田大学卒。テレビ番組の制作に関わった後、ノンフィクション作家として独立し、精力的な取材に基づく衝撃的なルポを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 壱萬参仟縁 さん

    こどもが・・・というよりも、 お母さんが壊れていく、とはなぁ(19頁)。 子どもの健康を気遣うばかりに、 逆に健康を破壊する方向にいくようでは、 親の身になれば心中穏やかでない。 大人になれるのか、という危惧もある。 チェルノブイリの話では、 プリピャチはバラと子どもの町だったが、 事故で台無しになってしまった模様(30頁)。 ここでの教訓は、子どもに罪はないが、 事故が起きれば最も脆弱なのは子どもなのだ。 その子どもに原発は安全神話の教育を してきたことも罪である。 二重に罪だと思う。   

  • coolflat さん

    フクシマとチェルノブイリを対比させながら話は進む。ウクライナ医師は、フクシマでもチェルノブイリと同じことが起きると言う。いま現実に起きていることは止められないと。日本政府は最初に大きな間違いを犯した。ソ連時代と同じ過ちだと。その過ちとは情報を公開しなかったことだと。SPEEDIや米軍のモニタリングデータを日本政府はすぐに公表しなかった。その情報開示の遅れが、避難住民をより深刻な被曝に導いた。なぜチェルノブイリから学べなかったのか。後悔しても過去へは戻れない。25年後のフクシマを現在のチェルノブイリに見る。

  • プーちゃん さん

    除染に意味が無いことの理由がこれでもかと言うくらい述べられている。土壌汚染は永久に不可能な事を避難区域の住民に伝えるべきだとも述べている。同感です。

  • のぶ さん

    フクシマ本の筈なのに本書ではチェルノブイリ現地報告が冒頭百ページ以上に渡って続きます。初めはその意図が判らず当惑しましたが、じわじわと判って来ました。チェルノブイリのカタストロフ(と現地では呼ぶらしい)後25年たってのフクシマだったがこの国は過去から何も学んでいないのではないか、或いは現時点では表面化していないが25年前を超える惨事が進行中かもしれない、というのが本書の趣旨です。政界もメディアも他の事で忙しがってるせいで私達は災害の後始末が終わったような気分でいますが、実は恐ろしいのはこれからのようです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

青沼陽一郎

作家・ジャーナリスト。1968年長野県生まれ。早稲田大学卒業。テレビ報道、番組制作の現場に関わったのち、独立。犯罪事件、社会事象などをテーマに、精力的にルポルタージュ作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品