死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う

青山繁晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784847092657
ISBN 10 : 4847092651
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
276p;20

内容詳細

今年(2014年)5月25日から30日までの日程で実施された「にっぽん丸 小笠原・硫黄島クルーズ」。そのクルーズで青山繁晴氏の講演「海から祖国が甦る」が3回にわたって行われた。


第二次世界大戦末期、アメリカ軍との激戦の末に占領され、返還後は立ち入り禁止となっている硫黄島。この島には今も、1万1千人以上の兵士の方々のご遺骨が取り残されたままである。2006年、正式な許可を得て、硫黄島を訪れた経験を持つ青山氏は、この事実と問題解決を様々な場で訴えてきた。3回にわたる魂の講演をすべて採録し、さらに航海の模様と硫黄島の姿を32ページのカラー口絵写真で紹介する。


目次
生きるヒント
第1部 船が天から降ってきた
第2部 蒼天のデッキ
第3部 飛行機ではいけない島々へ
第4部 一緒に考え始めましょう 硫黄島クルーズ連続講演 第1回
第5部 再会
第6部 わがちいさき声よ、島に届け 硫黄島クルーズ・にっぽん丸船内放送
第7部 ニッポンの変化 硫黄島クルーズ連続講演 第2回
第8部 腕のなかで少女に戻る 硫黄島クルーズ連続講演 第3回
第9部 別れではなく




【著者紹介】
青山繁晴 : 1952(昭和27)年、神戸市生まれ。慶大文学部を中退し早大政経学部に入り直して卒業後、共同通信社入社。事件記者、経済部、政治部いずれの時代もスクープ記者として名を馳せる。三菱総研の研究員に転じ、日本初の独立系シンクタンク「株式会社独立総合研究所」を創立し、代表取締役社長・兼・首席研究員に就任。近畿大学経済学部客員教授(国際関係論)。内閣府原子力委員会・原子力防護部会・専門委員、国家安全保障会議(日本版NSC)創設の有識者会議議員を経て、現在、文科省参与、海上保安庁の政策アドバイザー、経済産業省の総合資源エネルギー調査会・専門委員、総務省の消防審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • それいゆ さん

    クリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」も「硫黄島からの手紙」も素晴らしい映画でしたが、いかんせん日本人が作った作品ではありません。渡辺謙の演技がどんなに良くても、どこか違うな?というのがありました。この本に青山さんの小笠原・硫黄島クルーズでの講演がすべて納められていますが、ぜひ一度生で講演を聴く機会があればな〜、といつも念願しております。

  • かおりんご さん

    今ちょうど栗林中将の話を読んでいるところだったから、ぐぐぐっと引き込まれた。私もいつか上陸してみたいのよね・・・青山さんがうらやましい。周りの自衛官は、何人もお仕事で行ってるらしい。幽霊の話は、よく聞きます。遺骨収集の話は初耳でした。なぜかこの話にも沖縄の女子挺身隊の話が!これは、そろそろ沖縄に行けよと言うことなのでしょうか。講演を文章化したものなので、さらっと読めるのに、考えさせられます!

  • 馨 さん

    硫黄島の話メイン。右の方も左の方も戦争をしたくないという気持ちは一緒ですが、どう国を守るかについての心意気が違う。硫黄島の戦いで亡くなられた兵士の方は滑走路の下で今も今の日本・日本人を案じている。写真、講演内容共涙が出そうでした。日本人が忘れかけている戦いは米国では忘れることなく、まさかのイーストウッド監督が日本側の視点で映画を作ってしまうほど。考えたらありえんです。日本人は昔からいざとなれば自分のことより他人のために動ける民族である。私もそうありたいと思います。

  • 黒頭巾ちゃん さん

    「硫黄島」の話です。2万人近くの日本兵の90%以上が職業軍人ではなく、会社員や公務員だった事実から、明日は我が身と思ってしまいます。亡くなった方々は「自決をするな。少しでも引き伸ばして、本土の人達とその子孫のために生きよう」と。いつか人は死にます。命の使い方について考えさせられます。アメリカは国費で戦没者の慰霊にいくことはできますが、日本は自費です。オリンピックよりも国を守るために命を捧げた方々にお金を使うべきではないでしょうか?まだ、1万人以上の方々が土に埋まったままだそうです

  • 0717 さん

    小笠原、硫黄島クルーズの中での講演会が本になってます。いつもの青山さんの熱い語り口調が文字となって立ち現れます。カラー写真もふんだんでクルーズを追体験しているようで一気読みでした。今なお多くのご遺骨が残置されたままの硫黄島。現地職員の方は英霊の姿を毎日のように見るそうす。「彼らは、私たちに訊いているんですね。日本がどんな国になったのか、教えてくれと。」日本を取り戻して、英霊の方々に安らかにお眠り頂きたいですね。

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青山繁晴

作家、参議院議員、新しい議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」(護る会/2023年11月現在、自由民主党の衆参両院議員94人)代表、東大自主ゼミ講師(元非常勤講師)、近畿大経済学部客員教授。神戸市生まれ。慶大文学部中退、早大政経学部卒業。共同通信記者、三菱総研研究員を経て、独立総合研究所(独研)の

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