希望の現場 メタンハイドレート

青山千春

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784847091636
ISBN 10 : 4847091639
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
199p;19

内容詳細

劇的に、国民に知られ期待されるようになった新資源メタンハイドレート。この建国以来初の自前資源がどう隠され、阻まれ、その障害がいかに突破されているか、全実状がついに初めて現場証言で明かされる。1997年に日本海でメタンハイドレートに出会って以来、その研究開発に携わり、魚群探知機を使った探査方法の特許を持つ青山千春博士が、公私にわたるパートナーである青山繁晴氏のアシストを得て書き下ろした初の著書。メタンハイドレートという名の「希望」を現実のものとするために、われら日本国民は何を知り、どう行動すべきなのか?


巻末に、青山繁晴氏による68ページに及ぶ“長すぎるあとがき"「希望の現場とは何だろう」を収録。


はじめに――祖国再生の起爆剤
序章――祖国の希望
第一章――船舶事故がきっかけ メタンハイドレートとの出逢い
第二章――メタンハイドレートがもたらすのはどんな希望?
第三章――メタンハイドレートのリアルな姿
第四章――開発研究者は国益を考えて
希望の現場とは何だろう――青山繁晴


青山千春(あおやま・ちはる)
東京都生まれ。一九七八(昭和五三)年、東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業(結婚後一二年間育児に専念)。一九九七(平成九)年、東京水産大学大学院博士課程修了(水産学)。
アジア航測株式会社総合研究所、株式会社三洋テクノマリンを経て、株式会社独立総合研究所(独研)取締役・自然科学部長。現在に至る。
専門分野は、海洋環境工学、海洋音響学、海洋物理学、海洋地質学、航海学、海事法規、安全保障技術。三級海技士(航海)の免許を持つ。


青山繁晴(あおやま・しげはる)
一九五二(昭和二七)年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒業。
共同通信社の記者、三菱総合研究所の研究員を経て、株式会社独立総合研究所を創立。
現在、代表取締役社長・兼・首席研究員。近畿大学経済学部客員教授(国際関係論)。経済産業省の総合資源エネルギー調査会・専門委員、内閣府原子力委員会・専門委員、海上保安庁の政策アドバイザー。国家安全保障会議(日本版NSC)の創設に関する有識者会議議員。
専門は、エネルギー安全保障/核セキュリティ、危機管理、外交・安全保障、国家戦略立案。テレビ、ラジオ出演や多数の講演をこなす。
著書に、純文学の『平成』(文藝春秋刊)、ノンフィクションの『ぼくらの祖国』(扶桑社刊)『救国』(PHP研究所刊)、共著に『アベノミクスが激論で解けた! 』(小学館刊)『青山繁晴、反逆の名医と「日本の歯」を問う』(ワニブックス)などがある。




【著者紹介】
青山千春 : 東京都生まれ。1978(昭和53)年、東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業(結婚後12年間育児に専念)。1997(平成9)年、東京水産大学大学院博士課程修了(水産学)。アジア航測株式会社総合研究所、株式会社三洋テクノマリンを経て、株式会社独立総合研究所(独研)取締役・自然科学部長。専門分野は、海洋環境工学、海洋音響学、海洋物理学、海洋地質学、航海学、海事法規、安全保障技術。三級海技士(航海)の免許を持つ

青山繁晴 : 1952(昭和27)年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社の記者、三菱総合研究所の研究員を経て、株式会社独立総合研究所を創立。現在、代表取締役社長・兼・首席研究員。近畿大学経済学部客員教授(国際関係論)。経済産業省の総合資源エネルギー調査会・専門委員、内閣府原子力委員会・専門委員、海上保安庁の政策アドバイザー。国家安全保障会議(日本版NSC)の創設に関する有識者会議議員。専門は、エネルギー安全保障/核セキュリティ、危機管理、外交・安全保障、国家戦略立案。テレビ、ラジオ出演や多数の講演をこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • それいゆ さん

    メタンハイドレートについてのニュースは、ほとんど報道されることがありません。その価値がないのか、それとも意識的に報道を控えているのかよく分かりませんが、この資源は日本を資源大国にする可能性が大であることは間違いなさそうです。政府は2018年をめどに実用化するという声が聞こえてきますが、そうなってほしいと願っています。日本海にあるメタンハイドレートは、すぐにでも掘削できそうな感じがしますが、今のところは青山さんだけが突出しているような気がして先行き不安ですが、私は関連株への投資を真剣に検討しています。

  • yuki さん

    「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレート。資源が乏しいわが国の希望の光、と著者。しかしその開発・研究には大きな困難が伴った。国家レベルの研究開発事業として国をあげて注力できるほど魅力的なメタンハイドレートという資源の掘削、明らかにメリットとなることがあるにもかかわらずなかなか国は動かない。ひとえに官僚個人個人の保身だろうが、個人の野心よりも「国益」を優先すべきと著者は強く訴える。あくまで民間レベルで一大プロジェクトが進む様をかいま見れて面白かった。国民への訴求力としてこのような本は効果のある手段なのかも。

  • 半木 糺 さん

    近年急速に注目を集めている救国の資源メタンハイドレート。その研究の第一人者である青山千春博士とそのパートナーの青山繁晴氏による書籍。日本海側に採取が容易なメタンブルームの塔があるにも関わらず、そちらには予算が割かれず、存在すら黙殺される。この構造を著者の青山氏は日本特有の既得権益と戦後日本をむしばんてきた「日本ダメ論」によるものとしている。本書に登場する青山夫妻を初めとした本当の「国士」の行動に報いるにはどうすれば良いのか。それは我々日本人が「目覚める」ことであろう。

  • Kikirara Tracks さん

    ロシアのナホトカ号重油流出事故が切っ掛けとなり,偶然に魚群探知機に映ったメタンプルームのタワー。青山千春博士は,そのタワーの正体が後に何であるのかを発見します。メタンハイドレートから抽出されるメタンガスは,現存する火力発電所に使う事が出来,近い将来,日本のエネルギーのベストミックスを実現する為に,必要不可欠な資源です。何よりも調査船を出す1回分のコストが,一民間企業としては莫大な額なので,是非共,本格的に国家の事業として取り組める事を期待します。

  • あずさ さん

    資源のない国だと思わされ、高い値段で買わされてきた資源。パワーバランスが一気にひっくり返る、メタンハイドレート。日本海側住みなのもあり、今まで裏日本と呼ばれて見向きされなかった日本海側が活性化する希望がでてきて嬉しく感じる。日本海側にごろごろ存在するのに、成果が10年出ていない太平洋側ばかりに予算が行っている。なぜ戦争で負けたのか、ということにもつながる日本の病理の根深さがわかった気がする。既得権益、利権などは考えず、足並みそろえて実用化に向かっていってほしい。

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青山千春

東京海洋大学特任准教授、日本大学非常勤講師、株式会社独立総合研究所(独研)代表取締役社長。メタンハイドレート研究の世界的権威。1978(昭和53)年、東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。結婚後12年間育児に専念した後に復学。1997(平成9)年、東京水産大学大学院博士号取得(水産学)。アジア航測総

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