殺気!

雫井脩介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198628055
ISBN 10 : 419862805X
フォーマット
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
20cm,403p

商品説明

10年前、少女に何が起こったのか。連れ去り事件の謎が解けるとき、また新たな悲劇が訪れる。感動の青春サスペンス。

大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に解放、保護されたが、犯人は不明で、事件は未解決のままだ。今、そのときの記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭の中に封じ込めてしまっているからだった。
 そのためなのか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を感じ取る能力が身についているのだ。
 そんなある日、バイト先の店に強盗が入るという事件が起こるが、ましろの特殊な能力で店は難を逃れる。タウン誌記者の次美はましろに興味を持ち、ましろたちと町おこしのイベントを立ち上げる中、彼女の過去の事件を調べ始める。
 そして、失われた過去を取り戻すとき、町は恐ろしい現実に直面する……。
 幼なじみの熱い友情を描いた出色の青春サスペンス!

内容詳細

大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。今、当時の記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。そのためか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、彼女の過去を調べ始める。やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。

【著者紹介】
雫井脩介 : 1968年愛知県生まれ。2000年に第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』でデビュー。04年の『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。同作は「週刊文春ミステリーベストテン」第1位に輝き、ミリオンセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
☆
☆
☆

2.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
1
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
「犯人に告ぐ」でミステリー界に旋風を巻き...

投稿日:2010/01/13 (水)

「犯人に告ぐ」でミステリー界に旋風を巻き起こした雫井さんですが、その後正直ぱっとした作品がありません。「犯罪小説家」位でしょうか・・・。今回の「殺気!」も正直ぱっとしません。 ある事件をきっかけにさっきを察知する能力が付いた。という説明も、実は生まれながら持っていた。という、おぃおぃという展開や、登場人物の紹介が雑で全く感情移入できなかったり、内容に対する緊迫感が弱いので最後までダラダラと同じテンポで進み、そのまま終わります。終わり方も無理やり感があるので納得しにくいです。 ミステリーを読み込んでいる方は消化不良で終わりでしょう。逆に、ミステリー導入書としては当たり障り無くて良いかもしれません。 「雫井ミステリーの新天地!」という帯ですが、これが雫井さんの新天地というならがっかりです。

メタリック さん | 東京都 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミカママ さん

    読み始める前にみなさんの感想を読んで、読み始めるのをためらってしまった小説は初めてかも。(苦笑)好きな作家さんだし、タイトルがかっこいいのでとりあえず読んでみました。うーん、薄い感じ。主人公たちが若すぎるせいかな。ラノベ系ミステリー?これが雫井さんの新天地と呼ばれるならば、そっち方面には行ってほしくないです。「クローズド」はともかく、「犯人に告ぐ」「火の粉」あたりは相当好きだったので。

  • takaC さん

    ノベルズに先を越させてしまいましたが、長い月日をかけてようやく単行本も読み切りました・・・

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    深紅が出てきてチョットビックリ。面白かったが、タイトルの設定が弱かったかなと思った。

  • そのぼん さん

    殺気を感知できる少女と昔の事件を巡ってのストーリー。テンポがよくて、読みやすかったです。

  • しろいるか さん

    “主人公の失われた記憶の中に真実が隠されている”封印された記憶が蘇ると都合が悪くなる人々がいる…的なストーリー。会話文が多いせいか読みやすい。殺気!というタイトルだしそれなりに危険な目にあったりするのに、主人公のましろがおっとりした天然少女なせいか、あまり緊迫感が感じないライトな読後感。ところで、ましろを始め同級生や、従姉妹、バイト先の店長が皆、設定された年齢より子供っぽくない?成人式を迎えているのに会話が中学生みたいに感じた。でも地元に居て成人しても小中の同級生と会って遊べるというのはちょっといいね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

雫井脩介

1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。04年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第一位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。2022年、『クロコダイル・ティアーズ』が直木賞候補と

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品