鄭成功 旋風に告げよ 上巻 中公文庫

陳舜臣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122034365
ISBN 10 : 4122034361
フォーマット
出版社
発行年月
1999年06月
日本
追加情報
:
16cm,441p

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読書メーターレビュー

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  • 糜竺(びじく) さん

    読み応えがあります。直木賞作家の陳舜臣氏の「風よ雲よ」の続編の小説で、1600年代前半の中国が舞台です。主人公は、父が福建の海の実力者鄭芝竜で、母は日本人で、長崎で生まれた鄭成功です。漢民族の王朝(明朝)は弱体化し、どんどんと北から満州族の侵攻を許している状態です。それを水軍の若き英雄である鄭成功が、必死に食い止めようと戦っていく様が描かれています。それにしても、残念なのは、明朝内部は派閥争いやら内輪揉めで全然まとまらず、そこを満州族に突かれている感じで情けなく、鄭成功も気の毒です。続きが気になります。

  • サチオ さん

    異民族国家・清の侵略を受けて揺らぐ明を目の当たりにして、一族の勢力を引き継ぐために知略を振り絞る鄭成功。何に重きを置くのか、それぞれが試され保身、裏切りが多発する転換期の渦中はまさに激動の時代。私自身余り予備知識が無いため先が見えませんが、歴史は清の支配に向かう中で彼がどう旗をかかげるのか、下巻も楽しみです。

  • まさげ さん

    舞台が長崎、平戸、福建省泉州と舞台が移り変わるところ、明と清の対比、今後の展開が楽しみですヽ(^。^)ノ

  • NyanNyanShinji さん

    小説として読み進めていますが,感想は下巻を読んでからですね。

  • 熱東風(あちこち) さん

    面白かった。白石一郎『怒濤のごとく』が、中々鄭成功が活躍せずに少し焦らされた感があったのに対し、こちらはちゃんと主人公らしく活躍している。登場人物も多くて混乱するかと思ったが、それもなく、読みやすかった。ただ、地図を載せてくれているのはいいのだが、もう少し広範囲なのも欲しかった。広州より西側がバッサリ割愛されているのはどうかと思う。/下巻へ。

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人物・団体紹介

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陳舜臣

1924年‐2015年。神戸市生まれ。大阪外国語大学印度語部を卒業し、終戦まで同校西南亜細亜語研究所助手を務める。61年、『枯草の根』によって江戸川乱歩賞を受賞し、作家活動に入る。その後、93年、朝日賞、95年には日本芸術院賞を受賞する。主な著書に『青玉獅子香炉』(直木賞)、『玉嶺よふたたび』『孔雀

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