生命の星の条件を探る

阿部豊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903224
ISBN 10 : 4163903224
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;20

内容詳細

東大の地球惑星科学の最先端の研究を初めて一般向けに書き下ろす!

目次 : 序章 地球以外のどこかに/ 第1章 水/ 第2章 地面が動くこと/ 第3章 大陸/ 第4章 酸素/ 第5章 海惑星と陸惑星/ 第6章 惑星の巨大衝突/ 第7章 大気と水の保持/ 第8章 大きさ/ 第9章 軌道と自転と他惑星/ 第10章 恒星/ 結び 「ドレイクの方程式」を超えて/ 補遺 磁場は生命に必要なのか

【著者紹介】
阿部豊 : 1982年、東京大学理学部地球物理学科卒業。1987年東京大学大学院博士課程修了。現在は東京大学理学系研究科の地球惑星科学専攻で准教授を務める。惑星の形成過程を主な研究対象とし、2011年に、コンピュータによる気候変動の予測モデルを用いて、地球上の水の量を極端に減らすとどうなるかなどの条件を数値実験。妻で気候研究者の阿部彩子との共著論文「陸惑星の生存限界」として『アストロバイオロジー』誌に発表し、世界的な話題となった。2003年にALS(筋委縮性側索硬化症)を発症している

阿部彩子 : 1987年、東京大学理学部卒業。1993年、スイス連邦工科大学で博士号取得。現職は東京大学大気海洋研究所で准教授を務める。気候システム学、古気候モデリングを専門とする。2012年、自然科学分野の女性科学者に贈られる猿橋賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    生命の星が出来る条件とはという面白そうなタイトルで手に取った。 逆にどの星でも生命が誕生していたらそれはそれで先に進化した生命が他の星に乗り込んで争ったりするからそれくらいの割合が宇宙全体でも最適だったのかな?と思う。 どちらにしても居てもいなくても簡単には交流できないだろうし、生命が他の星にいても人類に万が一のことがあったら移住出来るかも?という期待くらいしかないとドライな事も思うが、人類が出来たのも凄い条件が整わないと成り立たないのは理解できた。単に水があればいいという問題でもないのは意外だった。

  • おさむ さん

    地球惑星システム科学の第一人者による入門書で、知的好奇心に溢れる良書です。太陽系が出来て46億年、太陽の寿命は100億年、なんて聞くと、私たち人類のちっぽけさを感じます。阿部先生によると、地球の特徴は4つ。化学反応に必要な物質の出入りを可能にする液体の水、温室効果ガスを適度に保つためのプレートテクニクス、リンを供給する大陸、酸素の発生により進化を遂げた生命。そもそも地球や宇宙は未だに謎だらけ。まだまだ研究が進んでいる分野らしいので、さらなる未知の解明に期待しています!

  • やいっち さん

    生命の育まれた地球の環境を列挙すると、@地表に水があること。A大陸があること。Bプレートテクトニクスがあること。C生命がいること。これでも条件を緩めにしたもの。生命体にはリンが不可欠とか、そのほか、生命が誕生し持続するには、様々な条件が不可欠となる。 (中略)  では、まったく違う条件の惑星などで生命は生まれ得るのか、生まれたとして持続できるのか。  本書を読むと、かなり厳しいと(吾輩のような)素人は考えがち。  やはり、地球は奇跡の星なんだ、と。

  • onasu さん

    私たちは、どういう環境があって地球に生を得ているのか。それは、探れば探るほど奇跡と言いたくなるが、それをひとつひとつ掘り下げていく。  まず挙げられているのは、水。水は宇宙でも珍しい分子ではないが、地表に水としてあるのには諸条件が要る。次いで、プレートテクノニクス、大陸、酸素。  後半は、地球型惑星の諸条件。大きからず、小さからず、太陽の大きさと距離、月があり、木星が大き過ぎず等など。宇宙に数多ある惑星の中には、幾つかの条件を満たしたものがきっとあるはず。  平易な綴りで深淵を著した、正に好著でした。

  • あんこ さん

    宇宙人って絶対にいると思うんだ。子供時代は緑色のヌルヌルだったり紫色のツルツルだったりを想像してたけど、最近ではアメーバでもバクテリアでもいいのよってな具合に。この本は生命の星があるかどうか、実際のところどうなのか教えてくれる。作者は、「地球を奇跡の星とは呼びたくない」そうなんだけど、原始地球のダイナミックな成り立ちを知ると、やっぱり奇跡の星だって思っちゃうなあ。とてもわかりやすくて夢が広がる本だった。

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