烏は主を選ばない 文春文庫

阿部智里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167903831
ISBN 10 : 4167903830
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、優秀な兄宮が廃嫡され、日嗣の御子の座についた若宮。世継ぎの后選びには大貴族の勢力争いが絡み、朝廷は一触即発の異常事態に陥る。そんな状況下で、若宮に仕えることになった少年・雪哉は、御身を狙う陰謀に孤立無援の宮廷で巻き込まれていく…。

【著者紹介】
阿部智里 : 1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、20歳という史上最年少の若さで松本清張賞を受賞。デビュー作『烏に単は似合わない』は八咫烏の世界を舞台に緻密な世界設定を行い、微妙な心理描写や意外な結末をはらんだストーリーも高い評価を受けた。13年『烏は主を選ばない』、各小説誌に短篇も発表。14年早稲田大学大学院文学研究科に進学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hnzwd さん

    八咫烏シリーズ第二弾。一作目の裏で若宮が何をやっていたのか、、というのが語られると共に、みんな大好き政変話です。前作でも雰囲気はあった裏切りとかお家争いとか、、パワーゲームが前面に押し出されてます。どんでん返しの一発屋ではなく、シリーズとしての世界観の拡がりを感じられる一作。続編を早く文庫化して。。

  • ミュポトワ@猫mode さん

    八咫烏シリーズの2巻目。今回は1巻目の別視点の物語です。1巻は、どんな昼ドラだよって辟易して最後で見事に好きになりましたが、今回は昼ドラ要素はなし。でも、良いわ、これ。もともと昼ドラ要素嫌いだしwそれがなくても登場人物がね、最高!思わずのめりこんで、スイスイ読んでしまいましたwそれに、最後にやっぱりひっくり返し持ってくるし、見事にしてやられましたよ、今回もねw解説にもありましたが、これでようやく序盤が終了、これから本編スタートなので、これからも楽しみです!だって、今出てる文庫本、全部買ってあるんだもんw

  • さばかん さん

    う〜んこれはちょっと面白すぎる。今作は前作と時間軸を共有する、若宮サイドのお話。魑魅魍魎が蠢く宮中で、権謀術数が渦巻く朝廷の権力争い。若宮サイドの人達も魅力的で、読んでいて楽しい。若宮が桜花宮に行かない理由が説明されたり、前作の出来事の裏側が示されたりと、前作との繋がりもあってよし。その時若宮は何をしていたのか。どんな状況に身を置いていたのか。決して安穏平穏などではなく剣呑と命のやりとりをしていたわけである。ただ前作のラストシーンへと繋がる経緯も読みたかったけど無かったのはちょっと残念。次作も楽しみ。

  • yoshida さん

    烏は主を選ばなかった。前作「烏に単は似合わない」と対を為す作品。后選びの背後であった若宮達の宮廷内の争いを描く。北家、垂氷郷郷長の次男である雪弥は若宮の側使えとして出仕。雪弥を軸に物語は進む。日嗣の御子の座を巡る権謀術数。帯の言葉、この「物語」は本物だ、にはまだ同意できない。人物像の掘り下げや物語の深みがもっとあっても良いと思う。淡々と物語が進み最後に種明かしがされるミステリー。これは前作と同じ型ではないか。前作の方が驚きが大きかった。阿部智里さんはお若く将来を嘱望される方なので次作を楽しみにしています。

  • Teppei Tsujiyama さん

    テーマは忠誠。主人公、雪哉の望みは故郷の垂氷郷と家族を守る事。山内と言う世界は八咫烏たちが住み、東西南北の各家の大貴族と、それを統べる中央の宗家からなる。雪哉は北家の地方豪族の次男坊。ひょんな事から宗家の日継の御子、若宮に仕える事になる。権謀術数渦巻く宮廷の面白さ、若宮や敵対する人物にもそれぞれ個性的で魅力ある。忠誠というテーマで読むとキャラクターの魅力が増す。登場人物、皆が守りたいモノがあり、忠誠の誓いを捧げている。どの登場人物をどこを好きになるか、誰かと語り合いたくなる、そんな楽しみが出来る本だ。

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人物・団体紹介

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阿部智里

1991年、群馬県前橋市生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少受賞。17年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。デビュー作から続く壮大な異世界ファンタジー「八咫烏」シリーズは現在は第2部へと突入、外伝も含めて『望月の烏』で12冊を数える(

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