面影橋 文春文庫

阿刀田高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167278199
ISBN 10 : 4167278197
フォーマット
出版社
発行年月
2001年10月
日本
追加情報
:
16cm,363p

内容詳細

十二人の男女が橋に佇むとき、歳月のベールがめくれあがってドラマがはじまる。短篇の名品「ちらし鮨」をはじめ、「船と少年」「星空」「鯉」「小春日和」など、乾いた叙情と眩い残像がひろがる独自の世界。出会いと別れ、人の心理の曖昧さを鮮やかにえがき、節目に立つ人々の日常を温かくとらえた連作短篇集。

目次 : ちらし鮨/ 白い朝/ 毛糸玉/ たたずむ人/ 星空/ 船と少年/ 鯉/ 鷲羽山まで/ 泣き売り/ 銀婚式/ 小春日和/ 数え歌

【著者紹介】
阿刀田高 : 昭和10(1935)年東京に生れる。早稲田大学仏文科卒業。国立国会図書館勤務を経て文筆活動に入り、54年、短篇集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞。平成7年、「新トロイア物語」で第29回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    良い感じ。この本から阿刀田文庫をリアルタイムに追わなくなった。正確には、物理的に(資金的に)追えなくなった。【ちらし鮨 / 白い朝 / 毛糸玉 / たたずむ人 / 星空 / 船と少年 / 鯉 / 鷲羽山まで / 泣き売り / 銀婚式 / 小春日和 / 数え歌】

  • KEI さん

    2、3日前のラジオ深夜便にご夫妻で出演されていたのが心に残ったのか、図書館で借りて来た。12編の短編集。昔の記憶がふと過る、そんなひとコマが描かれている。橋と言うのは、今と過去を繋ぐものなのか?この橋を渡るか渡らないか?もしあの時?誰もが思うテーマであったり、過去と現実がすれ違うミステリアスな経験等。「ちらし鮨」で過去の恋人を空港で見送った後、息子が描いていた絵に目をみはってend、「白い朝」では美人女優の老いを哀しく、少し怖く描いてありゾッとする。他の本も読んでみたい。

  • KAZOO さん

    阿刀田さんのいつもの小説とは異なり情感の漂うものが集められています。橋を主題にした12編収められていますがどれも読んだ後に余韻を残してくれます。たまにはこのような小説もあってもいいと感じました。読んでいると思い出すのですが、ほとんど阿刀田さんのは読んでいるのですがやはり忘れてしまっています。

  • ツバメマン★こち亀読破中 さん

    建物は昔と変わってしまっていても、変わらない橋のある風景。そんな場所に久々に来てみると当時のこと…想っていた人のこと…なんかを思い出してしまうのかもしれません。たぶん語源は違うと思うけど“面影橋”ってそんな切ないイメージがありませんか?そんな男と女の人には言えないような想いを繊細に描いた短編集。何十年か振りに阿刀田高を読みましたが、こんなセンシティブな感じだっけ?久々に他にも読んでみよう!

  • 梅干し夫人 さん

    どこか不思議な感覚の漂う、橋にまつわる短編集。おもしろかったです。

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人物・団体紹介

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阿刀田高

1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、’78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。’79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、’95(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章、’09

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