街の観覧車

阿刀田高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167278069
ISBN 10 : 4167278065
フォーマット
出版社
発行年月
1985年10月
日本
追加情報
:
314p;16

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • キー さん

    街を見下ろす観覧車の近くに住む10人の男女を主人公にした、10篇の連作短編集。 10篇の主人公のそれぞれが、ご近所さんということもあり、10の短編は、それぞれの登場人物が微妙にリンクした作品集になっています。 阿刀田高作品に特有の、ブラック・ユーモア感は影を潜め、男女かんけのもつれから生まれる犯罪を描いた、割と正統派のサスペンス、ミステリー小説集になっています。 怪談めいた作品もいくつかありましたが、収録作の中でも「雲どり模様」は、妖しく美しい世界を描いた名品だといえるでしょう。

  • KAZOO さん

    これも、非常にレベルの高い作品で、観覧車の見える町での出来事が収められたある意味での連作短編集です。一読するとあまり関係なさそうな話が何かでつながっているということです。そんなに怖いという感じではないのですが、男と女の絡みが多い作品集です。

  • takaC さん

    うすあかり/恋の残り/拗ねた血/赤い音/梔子の便り/水ぬるむ/雲どり模様/小麦色の王妃/存在証明/雨を待つ女 (1995年10月読了)

  • MIKETOM さん

    全十編の短編集。この本には面白い趣向が隠されていて、前の話にちょこっと出てきた人物が次の話の主人公になっている。これが順繰りに回っていく。その人物を探しながら読む楽しみも同時に味わえることになっている。30年以上前の本にも関わらず内容は古くない。ミステリー+男女のあれこれが描かれているが、どっちも読み応えあり。阿刀田は手練の作家だと思う。アイディア、構成、オチ、登場人物の背景にある人間そのもののあれこれを表現するのがうまい。例えプロットが平凡でも背景で読ませる。やっぱ俺のNO.1作家だね。

  • まさっぺぽん さん

    期待以上の面白さで一気に読めた。昭和58年に書かれたらしいけど、ちっとも古くない。10話の短編で、前の話にちょこっと出てきた人物が次の話の主人公となっている。まさに、観覧車に乗っているような感じ。うまい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

阿刀田高

1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、’78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。’79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、’95(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章、’09

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品