妖しい関係

阿刀田高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344022584
ISBN 10 : 4344022580
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
324p;20

内容詳細

突然逝った、美しく年若き妻。未亡人となっていた、かつての恋人。生まれ変わりを誓い死んだ、年上の女性。男と女の関係は、妖しく不思議で、時に切ない。短篇小説の滋味を味わいつくす、珠玉の13篇。

【著者紹介】
阿刀田高 : 1935年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集「ナポレオン狂」で直木賞、95年「新トロイア物語」で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

     何となくブラックの匂いもするタイトルに魅かれる手に取った。男が女性を好きになる。女の自分への思いがわからないのに、もっと好きになっていく…。そして、いつの日か別れるときが…。そんな日常にある男と女の哀愁漂う出会いを紡いだ短篇集。掘り下げが浅い不満は残るものの、適度にサビが効いた、さらりとした仕上がりは著者の計算の中だろう。◆恋愛じゃない、肉欲だけに溺れた関係◆緊張の糸を張りつめたような夫婦関係◆息子の許嫁と嫁との険悪な関係…。阿刀田氏独特な筆致で男と女の機微を捉ええた〈妖しい関係〉は面白いです。

  • 優希 さん

    日常を切り取った短編集ですが、絶妙なスパイスをきかせているのがいいですね。すんなり謎がとけるような作品ではないので現実から離れて読むのに向いていそうな印象でした。男女関係の話が殆どですがドロドロしておらず、サッパリと黒さを見せてくれます。死者を匂わせる作品もあったりして不思議さと妖しさが同居しているようでした。昔の作品と比較すると切れ味は若干落ちた気がしますが、その分闇や謎といったブラックな部分が濃くなったように思います。阿刀田さんの作品はいつ読んでも独特で面白いですね、やっぱり。

  • takaC さん

    実に阿刀田チックな短編集でした。オレには買いの一冊。文庫まで待つけど。

  • takaC さん

    『月刊アレ!』っていう小説誌があるのね。知らなかったな。2011年創刊ということか。気に留めておこう。

  • HiroshiKzk さん

    学生のころと比べて作風は変わっているのか?うーん正直こんな感じだったような違ったような・・・でも面白い。いろいろ読み返してみようか。

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人物・団体紹介

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阿刀田高

1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に司書として勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞した。短編小説、古典教養入門書、エ

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