読書の日記

阿久津隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909242020
ISBN 10 : 4909242023
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
1120;18

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 踊る猫 さん

    高橋源一郎や、あるいはもっと保坂和志が好きな読者ならまず間違いなくハマれる一冊。過剰な引用癖はまあご愛嬌といったところだけれど、一冊一冊の本を丁寧に読み解いていく姿勢は一読者として見習いたい。指が脱臼しそうになるほど分厚い本なのだけれど、こちらを引き摺りこむだけの力はある。それでいて暑苦しいところがない、良い意味で頑張っていない本だと思う。地味ながら良い仕事……それはこの著者が偏愛するエクス・リブリスの装丁にも似ている。ただ、保坂に甘過ぎるのはちょっとな……という気も。何気に毒を備えた書き手として期待する

  • 踊る猫 さん

    面白い。スリリングな面白さというより、ダラダラ続くのんびりしたトーンに乗せられてこのまま延々と読み続けたいと思わせられてしまう。まさに保坂和志の小説を読んでいる時に感じるようなある種の「だらしない」快楽を感じる読書を味わうことができる。なので1000ページを超えた本なのだけれどぜんぜん苦痛にならない。このまま著者の(時に暇に苦しめられる)日常に付き合い、平穏な日々を伴走したくなる。これが著者の人徳なのだろう。だが、そんなとぼけた日常の中に著者ならではのトゲのある考察が仕込まれているところも見逃せないと思う

  • Maki さん

    買ったらすぐ読むひと。積ん読なし、2〜3冊を併読、家で、カフェで、自身の店で、餃子屋で、居酒屋で、公園で…。食べながら、飲みながら…ウィスキーウィスキーチョコレートヘミングウェイ。ビールビールハイボール読む食べるといった具合に。お店の客数で気分が上がり下がりし、懸命に生きてるひと。本を読み喜び、泣き、感動する、素直なひと。とても気持ちのいいひと。

  • 踊る猫 さん

    爆発する、という印象を抱く。ここで著者の阿久津隆が書く日々の記録は、なんらかのフォーマットに安寧に収まりうるものではない。大抵の書き手の書くものはウェブ日記やブログといった行儀の良い形態に収まってしまうが(そしてそれはむろんなんら悪くないが)、阿久津はその形式を超えて読書中に抱いた思念や日々の些事やフヅクエを運営する裏事情などを日記の中で炸裂させる。その筆致は実に芳醇。豊満なボリュームを誇るこの本を読んでいると、私も(阿久津とはかなりテイストが違うにしろ)読むことをエンジョイしたくなる。元気になれる1冊だ

  • 阿部義彦 さん

    直販のみのNUMABOOKSより、東京・初台で本を読む為の喫茶店「フヅクエ」を始めた阿久津隆さんの読書と仕入れそして日々あった事、考えた事等がゴッチャになって綴られています。このお店は料金体系も独特で基本おひとり様のみ、カップルで来店される方には、店内でお喋りは厳禁と伝えます。入口にしっかりとルールが書いてますが、そんなの読まないで、説明受けて「二度と来ません!」は無いだろ。その辺のやり取りも書いてます。柴崎友香さんが好きな方なので私と趣味が合います。その他今村夏子、ブレディみかこ、ミランダ・ジュライ。

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人物・団体紹介

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阿久津隆

1985年、栃木県生まれ。埼玉県育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、金融機関に入社。営業として3年間働く。退職後の2011年、配属地の岡山に残ってカフェを立ち上げ、3年間働く。2014年10月、東京・初台に「fuzkue」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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