豪雨の前兆 文春文庫

関川夏央

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167519094
ISBN 10 : 4167519097
フォーマット
出版社
発行年月
2004年02月
日本
追加情報
:
16cm,266p

内容詳細

明治の文豪から昭和の文士、現代の作家まで、書かれた物を通じて過去に思いを馳せるとき、不思議と現在が垣間見える。樋口一葉、夏目漱石、司馬遼太郎、須賀敦子、藤沢周平、伊丹十三…。行間の一瞬から、彼らが生きた日常が浮かび上がり、鮮やかに切り取られる。名手による巧みなエセーを愉しむ二十二篇。

目次 : 1 操車場から響く音/ 2 豪雨の前兆/ 3 須賀敦子の、意志的なあの靴音/ 4 東京旅行/ 5 大久保利通の「発見」/ 6 焼いた塩鮭の皮

【著者紹介】
関川夏央 : 1949年、新潟県生れ。上智大学外国語学部中退。主な著書に「海峡を越えたホームラン」(双葉文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よし さん

    「豪雨の前兆」という題のもつ秘めた激しさに惹かれ、読んでみた。内容は、漱石の「修善寺大患」の頃の豪雨と重なっていた。始まりは、いきなり、映画「張り込み」の昭和30年代の汽車の名シーンが飛び込んできた。夜行急行列車「西鹿児島行」がタイトル。今までの随筆と全く切り込み口が違う。清張の点と線。小津監督の「東京物語」・・。漱石、啄木、志賀直哉、森鴎外などの文豪たちが同時代を生き、しかも生活の上で身近に接していたという驚き。「藤沢周平という人生」もまた、興味深かった。関川夏央というエッセイストを知れてよかった。

  • AR読書記録 さん

    ちょうど梅小路蒸気機関車館に行ってきたところだったので、鉄道エッセイ部分からかなり興味深く読めました。32時間かけて東京から鹿児島へ走る列車、いいなぁ。ほんまに、今、新幹線に乗っている我らはただ運搬されているものに過ぎないなぁ。あと司馬遼太郎を通して韓国、日韓関係について書かれている幾編かは、今それを考えるにあたっても知っておくべき点をいくつも含んでいるように思う。エッセイ集なので、ほかもどれも短いけれど、ひとつひとつもっとじっくり書かれているものを読みたいな。

  • さえきかずひこ さん

    過去の様々な小説家をめぐって関川夏央独特の古めかしく、端正なエッセイが集められている。水村美苗の解説も要を得ていて素晴らしい。

  • まも〜 さん

    変わった構成である

  • さるぼぼキング さん

    明治〜昭和までの文人達の作品を通して時代の変遷、空気感を伝えてくれる。 未読の題材も多かったが、作品の解説が本旨では無く、作品を通して時代を見るという意味では問題無く楽しめた。

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人物・団体紹介

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関川夏央

1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞を、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローとの共著)で第二回手〓治虫文化賞を、『昭和が明るかった頃』で第一九回講談社エッセイ賞を、2001年「明治以降の日本人と、彼らが生きた時代を捉えた幅広い表現

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