基本情報

内容詳細
昭和30年代。高度経済成長が緒についたとはいえ、巷には未だ貧しさが残り、社会は大規模な変質を強いられつつあった。こうした世相を最も色濃く反映していたのが映画であり、日活という映画会社と、石原裕次郎、吉永小百合というスターだった。現代社会の原型を形成したこの10年間の時代精神を描く長編評論。
目次 : 序章 吉永小百合という「物語」/ 第1章 『キューポラのある街』以前/ 第2章 「私、家に帰りたくありません」/ 第3章 「日活的世界」の構造/ 第4章 高度成長前半期の時代精神/ 第5章 現状打破への意志/ 第6章 「純愛」という観念/ 第7章 吉永小百合の「全盛期」/ 第8章 「戦後」の終焉/ 第9章 「日活的思想」の自己否定/ 第10章 撮影所文化の落日/ 終章 「物語」の終わり
【著者紹介】
関川夏央 : 1949年、新潟県生れ。上智大学外国語学部中退。主な著書に「海峡を越えたホームラン」(双葉文庫)、「ソウルの練習問題」(新潮文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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i-miya さん
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人物・団体紹介
関川夏央
作家。1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。1985年『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞、1998年『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローと共著)で第二回手塚治虫文化賞、2001年『二葉亭四迷の明治四十一年』など明治以来の日本人の思想と行動原理を掘り下げた業績により第
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