せんそうをはしりぬけた『かば』でんしゃ

間瀬なおかた

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865491401
ISBN 10 : 4865491406
フォーマット
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
33p;25

内容詳細

わたしのなまえは『イーエフ・ゴジュウゴ・イチ(EF551)』。かおがにているので、『かば』とよばれました。とっきゅうれっしゃとして、たくさんのおきゃくさんをのせてはしりましたが、やがてせんそうがはじまってしまい…。『かば』と呼ばれた、実在する電気機関車の物語。

【著者紹介】
間瀬なおかた : 愛知県生まれ。法政大学文学部卒業。児童文学作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    EF55。ひと目見ればすぐにわかる、この機関車の写真を最初に見たのは、小学校の図書館だった。何という本だったのか、今はもうわからないが、その後は写真すら見ることもなく、あんな形の機関車が本当に実在したのか、幻だったのかもしれないと思っていた。それを覆したのはEL全形式の写真集。EF55はたった3両しかなかったが、確かに存在したのである。そして2年前、何とこの機関車のためだけに1冊の絵本が描かれた。戦争の時代を語る物語の主役として。絵本という世界のすごさをここに見た。

  • 零水亭 さん

    絵本ですが、泣けます。戦争に伴い、車内のハイカラな婦人服の女性たちがモンペ姿に変わり、兵隊さんもらった増えるところがリアル。 ちょうど80年前の真珠湾攻撃の描写もあり(蛇足ながら、三種類の機体の塗装がかなりリアル。濃緑色ベッタリの塗装機はない。但し、両翼に合計四挺の機銃を装備した零戦五二丙型が飛んでいるのは史実と異なる)。その後の本土空襲も…。子供達に何があったか教えるキッカケになる絵本。今日仕事から帰ったら子供達に読みきかせます。 3/10には半藤一利さんの「やけあとのちかい」も読ませようと思います。

  • どあら さん

    図書館で借りて読了。昔、東海道線 東京↔沼津間を走っていて、辛い戦争を経験した電車のお話。(8分20秒、4年生以上)

  • とよぽん さん

    1936年に製造され、戦争の時代から戦後の復興、高度経済成長を経て2009年まで走り続けた機関車を主人公にした絵本。2018年6月初版発行、とても新しい。間瀬なおかたさんの絵本は初めて読んだ。空からの銃撃の描写は痛々しくも、乗客の表情が戦後の復興と共に明るくなっていく様子にほっとする。最後に、かば電車の写真が載っていて、うん、茶色のムーミンだと思った。

  • わむう さん

    昭和20年代に東海道線を走っていた電気機関車EF551。愛称は「かば電車」。少年はその電車に乗って旅をすることが憧れだったが戦争が始まり召集され戦地へ送られるために初めて乗ることになる。物語はかば電車の視点から描かれており自分に乗って行った軍人は二度と帰って来ないことを知っているため子供の頃から知っていた少年が無事に戻ってきてほしいと強く望む。戦後は「太平洋戦争の生き証人」として鉄道博物館に展示され、そこにかつての少年が孫を連れて来たことを嬉しく思う。子どもたちに読んでほしい一冊。

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間瀬なおかた

愛知県生まれ。法政大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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