ベトナム戦記 朝日文庫

開高健

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022606075
ISBN 10 : 402260607X
フォーマット
出版社
発行年月
1990年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,300p

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
開高健を知るには、絶対に読んでおいた方が...

投稿日:2021/04/16 (金)

開高健を知るには、絶対に読んでおいた方がいい一冊。 ベトナム戦争に従軍して、部隊の9割ほどが死亡し、生き残った中に、開高健と日本人カメラマンがいた。 ここで人生観が変わり、酒と女と釣りの日々に入ってしまう。 いつ死ぬかわからないから、ということで、人生観が変わってしまった。 開高健を読む人は、もういないのかなあ。 こういう作家はもう出てこないと思ってしまう。

ダム さん | 千葉県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ehirano1 さん

    これまた凄いのを読んでしまいました。圧巻の一言に尽きます。これは語るのではなく(むしろ語れない)、唯述べるしかないんでしょうね。本書が基になって、著者はこの後に「輝ける闇」が発表するのですが、タイトルはこれ以外になかったのでは?と思うくらい「ベトナム戦記の内容(著者が「ベトナム戦記」感じたこと)が反映されていると思いました。

  • kinkin さん

    この本に出てくるベトナムは50年も前のベトナムだ。開高健氏が従軍していたときのルポ。戦記ということで常に危険と恐怖にさらされているかといえばそうでもない時間が少なからずあったようだ。ベトナム人の特徴や好み、風俗や習慣、文化など面白いところもいくつかあった。逆にベトコンの青年が処刑される場面の描写や戦場での兵士の会話を聞いていると仮に自分がその場にいたら恐怖に打ち負けて動けなくなると思う。著者は結局ベトコンの総攻撃から奇跡的に助かったそうだ。運という言葉が戦場ではとても重要なことを知った。

  • ehirano1 さん

    200人が17人(著者を含む)になってしまった時の著者の写真(p254)が全てを物語っていると思います。ベトナム到着時の著者の写真(p14)と比べるとその衝撃度が皮膚感覚で伝わってきます。そして、200人中17人という戦闘を生き残った後に著者の中で何かが変わった著者の写真(p275)。言葉で言い表すのが難しいです・・・・・。

  • ehirano1 さん

    “ニョク・マム”について勉強になりました。著者の作品には必ずと言っていいほど食べ物の話が出てきて外国の食文化への造詣が深まります。しかしながら、当方は残念ながら食してみたいとは思わないモノが多いです・・・。

  • ehirano1 さん

    太平洋戦争後にベトナムに残った日本兵はべトミン軍に入ってインドシナ独立戦争を戦った、と。恥ずかしながらこれは知りませんでした。これを題材にした小説があれば是非読んでみたいものです。今は亡き船戸与一さんは書いてないのかな?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

開高健

1930年大阪府生まれ。大阪市立大を卒業後、壽屋(現・サントリー)宣伝部で活躍しながら執筆活動を開始する。58年「裸の王様」で芥川賞受賞。代表作に長編小説『輝ける闇』(毎日出版文化賞)など。ベトナムの戦場や中国、東欧など世界各地を訪ねてルポ、行動する作家として知られた。89年逝去(本データはこの書籍

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品