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1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか代表作・受賞歴多数。89年逝去(本データはこの書籍... 『新しい天体 ちくま文庫』より
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開高健
この商品のすべてのユーザーレビュー(1件)
投稿日:2021/04/17
アパッチ族を扱った小説としては梁石日の作品のほうがリアリティがあって出来がいいのだが、あちらは本家本元だし(他意はありません)、本作は昭和三十年代に書かれたということを考慮すれば十分に匹敵する。 とにかく人間の描写が生々しい。ジャンジャン横丁を徘徊するルンペンと登場シーンを読んだだけでも作品に引きずり込まれていく。そして、軍事工場跡の鉄盤を巡っての警察との死闘。本当に生きることは建前ではない。格好いいとか悪いではなく、ひたすら本性が出るものである。 僕は開高さんの初期の最高傑作だと思っている。
boggie999 さん
ベトナム戦記 朝日文庫
投稿日:2021/04/16
開高健を知るには、絶対に読んでおいた方がいい一冊。 ベトナム戦争に従軍して、部隊の9割ほどが死亡し、生き残った中に、開高健と日本人カメラマンがいた。 ここで人生観が変わり、酒と女と釣りの日々に入ってしまう。 いつ死ぬかわからないから、ということで、人生観が変わってしまった。 開高健を読む人は、もういないのかなあ。 こういう作家はもう出てこないと思ってしまう。
ダム さん
既に投票済みです
ありがとうございました
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