札幌誕生

門井慶喜

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発行年月
2025年04月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309039480
ISBN 10 : 4309039480
フォーマット
出版社
発行年月
2025年04月
日本
追加情報
:
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内容詳細

幕末から昭和にかけて、未知の北海道で生きた5人の男女。初代開拓判官・島義勇を筆頭に、新渡戸稲造らと札幌農学校で学んだ内村鑑三、アイヌ民族の有力者の娘に生まれ、のちにアイヌの同胞を鼓舞する歌集を出版したバチラー八重子、流行作家と農場経営との二足の草鞋の果てに自ら農地を解放した有島武郎、蛇行する暴れ川・石狩川の治水に取り組んだ岡崎文吉。それぞれの熱き開拓の物語に迫る、大型エンターテインメント!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    門井 慶喜は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。建国意識に燃えた骨太の長編小説かと思いきや、初期の札幌および北海道に纏わる連作中篇集でした。オススメは、「開拓判官−島義勇−」&「流行作家−有島武郎−」です。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039480/

  • まーくん さん

    短期間ながらも若かりし頃、一時期を過ごした街札幌。考えてみれば札幌は近代の街。一人の英雄によって拓かれた街ではない。従って街の創成を語るには群像を以って語るのが相応しいのか。開拓判官島義勇、キリスト教思想家内村鑑三、アイヌの歌人バチラー八重子、作家有島武郎、治水技術者岡崎文吉の5人の物語を連ねて、この原野を切り拓いて創られた街と人の成立ちを語る。佐賀藩の島義勇は開拓判官に任命され実質開拓使の長として僅か3ヶ月で現在の札幌中心部の区割りとその道路建設を成し遂げる。が、上司の公家と合わず解任され政府を去り⇒

  • 昼寝ねこ さん

    札幌の誕生に関わった5人の先人たちの物語。連作ではなく各話が独立しているが、ところどころに登場人物のユルい繋がりがある。全員が札幌に関係があるとはいえ、第1話の島義勇と第5話の岡崎文吉が札幌開拓に大きく尽力したのはわかるが、第2話〜第4話の内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎は、札幌開拓に直接的に関わったわけではない。むしろ大友堀を築いた大友亀太郎や札幌農学校で内村鑑三の一級上だった佐藤昌介にスポットを当てた方が札幌誕生物語として納得できたように思う。

  • KAZOO さん

    北海道三部作を書かれた浮穴みみさんの作品に引き続いての北海道が主人公のような作品です。門井さんの作品は「地中の星」や「ゆうびんの父」を読んできてかなり印象深い気がしました。この作品も札幌が主人公のような感じで、5人の人物が登場します。浮穴さんの作品にも登場した「島義勇」や新渡戸稲造と同級生の「内村鑑三」、アイヌがらみの歌集を出した「バチラー八重子」、作家の「有島武郎」、技術者の「岡崎文吉」です。この中ではあまり有名でないバチラー八重子と岡崎文吉の業績が印象的でした。

  • tamami さん

    江戸末期から明治時代中期まで、札幌に象徴される開拓時代の北海道を切り開いた、島義勇、内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎、岡崎文吉の5人の先人に絞って、伝記的事蹟と足跡を辿る。当時の北海道と言えば、和人に搾取されるアイヌの人々という図式が頭を過ぎり、興味を削がれがちであったが、本書を読みその一端を払拭できたように思う。新聞小説の体裁は大変読みやすく、札幌の礎を築き、その発展に粉骨砕身した先人の思いに馳せながら読了する。また日本各地から集った人々によって一大都市が築かれたことに、明治という時代の不思議を思う。

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