データが導く「失われた時代」からの脱出

長野智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309231440
ISBN 10 : 4309231446
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
192p;19

内容詳細

いち早く改革を断行した丸紅。女性社長によるニッポン放送改革。地方議会における女性議員の躍進。拡大するフェムケア&フェムテック市場。今、日本では大きな変化が訪れようとしている。同質組織から抜け出し、空白領域を理解するためのデータが満載!

目次 : 第1章 「女性にゲタは履かせない」改革を断行した丸紅社長の狙い(男性9割組織の限界/ 男性と女性でシェアできないのはもはや出産だけ/ 数値目標を発表後、女性だけでなく男子学生のエントリーにも変化があった/ 「環境をフェアに整える意味で本当の実力主義」)/ 第2章 データが明かす意思決定層への女性登用が企業にもたらすメリット(意思決定の場における多様性の確保は好業績に繋がる/ 女性労働力人口の拡大は約40兆円のインパクトがある/ 女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすく、良い人材が集まる)/ 第3章 データが明かす女性の政治参画がもたらすポジティブ・インパクト(三バン(地盤・カバン・看板)を持たない女性の支援を始めた村上財団/ 男性と女性は政策選好が異なる傾向がある/ 女性議員だからこそ成立する法律がある/ 諸外国はどのように女性議員比率を増やしたのか)/ 第4章 女性議員はなぜ増えないのか その背景と国会議員の本音(日本のモノカルチャー政治/ 「政治にプライベートを持ち込むな」と叱責する男性県議 ほか)

【著者紹介】
長野智子 : 1985年株式会社フジテレビジョンアナウンス部に入社。1995年の秋より、夫のアメリカ赴任に伴い渡米。ニューヨーク大学・大学院において「メディア環境学」を専攻し、人間あるいは歴史に対して及ぼすメディアの影響について研究した。1999年5月修士課程を修了。2000年4月より「ザ・スクープ」(テレビ朝日系)のキャスターとなる。「朝まで生テレビ!」「報道ステーションSUNDAY」「サンデーステーション」のキャスターなどを経て、現在は自らも国内外の現場へ取材に出る傍ら、国連UNHCR協会報道ディテクターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かに さん

    自分が企業務めの人間だからか、1章の丸紅の「新卒総合職採用の女性比率を2024年までに4-5割にする」という話や、2章の多様性確保が好業績に繋がるという話が最もピンときた。しかし政治やメディアが変わらなければ国全体は変わらない・・・という著者の主張は正しいと思う。『いつの日かこの本を手に取ってくれた人たちが「こんな時代があったんだ。トップに様々な属性の人がいるのが当たり前の今では考えられないね」と驚いてくれるような未来が訪れることを祈っています」』というシメと同じことを、私も祈ってやまない。

  • シトリン さん

    「ポリタスTV」で著者の長野智子さんと浜田敬子さんがこの本について論じているのを見て読んでみる。男性の前で、「女性登用」という言葉を口にしただけで、目の前にガラガラとシャッターを下ろされる感覚を何度となく経験した、とあるが、わかるなー。データが豊富なところがわかりやすい。 時代の変化は早い。しかし、この分野、さらにスピードアップしないと日本の国、そこに住む私たち自身がとてもやばいところにいるのだと思う。

  • お抹茶 さん

    総合職新卒採用に占める女性の割合を4〜5割に引き上げることにした丸紅社長は,「『フェア』ではない環境を是正して機会を均等にすること」と言う。意思決定層にバランスよく女性を配置すれば,利益率が上がり,危機回復能力も高くなり,投資を呼び込み,良い人材を採用しやすくなる。女性の能力を活かさないのはGDPの低下に繋がり,クオータ制は国益のためにも必要な施策というのがノルウェーの考え。衆議院の重複立候補を維持するなら,男女各グループで惜敗率によって交互に当選させる案もある。著者が出身のマスメディア業界の内容も熱い。

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長野智子

1985年株式会社フジテレビジョンアナウンス部に入社。1995年の秋より、夫のアメリカ赴任に伴い渡米。ニューヨーク大学・大学院において「メディア環境学」を専攻し、人間あるいは歴史に対して及ぼすメディアの影響について研究した。1999年5月修士課程を修了。2000年4月より「ザ・スクープ」(テレビ朝日

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