螺子式少年(レプリカキット)河出文庫

長野まゆみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309404479
ISBN 10 : 4309404472
フォーマット
出版社
発行年月
1995年05月
日本
追加情報
:
15cm,181p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 新地学@児童書病発動中 さん

    長野さんはずっと気になる作家だったが、読むのはこれが初めてだった。きれいな文章で、個性的な幻想世界を紡ぎ出していると思う。野茨、百合彦、葡萄丸といった古風な言葉遣いも良い。ただ、このくそったれな現実な世界に、対抗できる幻想世界を作り出したいと言う気迫は感じられない気がした。小奇麗にまとまっている箱庭的な世界で、迫力にやや欠けている。それでもレプリカと本物の境目がはっきりしなくなるところは、フィリップ・K・ディックばりで面白い。ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか』の影響が感じた。

  • 優希 さん

    面白かったです。本当のものとは何かをめぐる物語ですが、サスペンスのような色合いが見えます。野茨、葡萄丸、百合彦の少年たちが見る「レプリカ」の世界。本人の意識をもコピーできるレプリカ・キットとは何かを考えてしまいました。レプリカだらけのサーカス団を想像すると鳥肌が立ちます。レプリカが作られる目的は何なのでしょう。本物かレプリカかが分からなくなっていく世界。でも結果的に人間でもレプリカでも拘らず、傍らに居て欲しい人が本物なのかもしれません。

  • mii22. さん

    男の子3人の登場人物と言えば『野ばら』を思い出す。こちらは近未来?SLファンタジーだから雰囲気はちょっと違うけれど、モヤモヤとした意識を混乱させられる読み心地も似ている。そして宇宙空間へ人間が自由に行き来できる設定なのに小道具はラヂオだったり模型だったりするところがやはりノスタルジックな気持ちにさせる長野ワールドそのものだ。本物そっくりの人間のレプリカなんて何の理由で作られるのか。本物とは何か、何を持って本物というのか想像力をはたらかせても私には怖さしか感じられない。

  • 小夜風 さん

    【所蔵】長野まゆみさんのこういう少年ものはもう読み尽くしちゃったかなと思っていたので、まだ読んでいなかった中にこんな素敵な本があって嬉しくなりました。初期の長野さんが大好きだったので、読みこぼしていたことが信じられません(笑)。母親が、自分の息子が自分の思い通りに育ってくれなかったからと、息子のレプリカを作って溺愛するも、レプリカも母親を嫌いとか、もう救われないわ。誰がレプリカで誰がオリジナルなのか判らなくなるホラーのような話だけど、最後にはそんなことはどうでもよくなるくらい、この世界に浸っていました。

  • なつ さん

    アイデンティティーとは何かがテーマ。SF的で哲学的。その人が本物かレプリカ〈偽者〉かわからなくなり、何をもってその人が本物だと見なせるのか。信じるものの根底が揺らいだら・・・という、心理的な恐怖がそこにある。自分と同じ姿が何人もいて、知らないうちに切り替わっていたらと考えるとぞっとしますね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

長野まゆみ

東京都生まれ。女子美術大学卒業。1988年「少年アリス」で文藝賞を受賞しデビュー。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

長野まゆみに関連するトピックス

  • 第68回野間文芸賞は『冥途あり』が受賞 下町で生まれ、実直な文字職人として生きてきた父だが、その死後知られざる横顔が覗きはじめる。長野まゆみが自身の実体験を... HMV&BOOKS online|2015年11月17日 (火) 09:18
    第68回野間文芸賞は『冥途あり』が受賞

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品