夜啼く鳥は夢を見た

長野まゆみ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309019390
ISBN 10 : 4309019390
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
20cm,153p

商品説明

瑠璃色の夜に沈む少年たちの愛を描いた初期傑作、カラーイラスト入りオリジナル単行本が、新装版で待望の復刻。

少年は夢見るように微笑みながら沼の中へと消えた……従兄の草一を訪ねた紅於と頬白鳥の兄弟。彼らの瑠璃色の愛を描いた初期傑作!

内容詳細

瑠璃色の夜にゆらぐ少年たちの心を描いた初期傑作。カラーイラスト入りオリジナル単行本が新たな装いで待望の復刻。

【著者紹介】
長野まゆみ : 東京都生まれ。1988年「少年アリス」で第二五回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あき さん

    ★★★☆ 沼には子どもが沈んでいる。不気味な雰囲気が漂う日本の夏が舞台の長野まゆみ小説。好きです。少年の白い手が沼から伸びるように蓮の花が咲く描写は、怖いけれど美しい。言いつけを破って何度もふらふらと沼に引き寄せられる頰白鳥にやきもきしました。子どもの頃に都市伝説に異様に引かれたような感覚、生ぬるくおもい泥の中にゆっくりと身体が沈んでいく想像、全てを白くぼやかす強い陽や夜沼から聞こえる水笛の音など美しい描写を楽しみました。

  • カフカ さん

    The耽美文学。幻想的で少しだけホラーな雰囲気がある作品。幻想的すぎて、正直なんのこっちゃ!?なのだけど、長野さんの美しい文体ってなんだか癖になりますね。

  • メイ&まー さん

    疎ましい従兄と手を焼かす弟。紅於はその沼が深いはずはないと、こどもが沈んでいるなんてはずはないと思っている。健やかな紅於。幾種類もの緑色と水蜜の気怠い甘い匂い、ルリルリルリ…となく鳥。真夏の焼け付くような日差しのもとの物語なのに、どこかじっとりとつめたい感触も残し、冬に読むのもまたよかった。沼にはこどもが沈んでいる。時間が巻き戻るような錯覚。

  • うららん さん

    紅於は夏になると祖母の田舎の家へ行く。今年は身体が弱く今まで行くことの出来なかった弟の頬白鳥を連れて。そこには並外れて美しい従兄弟の草一も住んでいる。近くの沼には子供が沈んでいるという噂があるが、それは大人達が子供を近寄らせないために言っている。夜中に沼で笛を吹く草一。沼に魅せられていく頬白鳥。ちょっと怖い話。★★☆☆☆

  • yourin♪ さん

    不思議な話。暑く気怠い夏、湧き水の水盆に浮かぶ水蜜、ルリルリルリと啼く水笛の音、物語に浸りました。草一が恐れ、頬白鳥が惹かれた沼、私には怖かった。沼は何を象徴してたのかな…。

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長野まゆみ

東京都生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞を受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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