正解は一つじゃない 子育てする動物たち

長谷川眞理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130633734
ISBN 10 : 4130633732
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
337p;19

内容詳細

子育てする/しないのはなぜ?親の愛にも限りがある!?離乳やひとり立ちのタイミングはどう決まる?子どもとかかわりあうと、性別・子育て経験を問わず生理的・心理的変化が起こる!?…などなど、潔くてうらやましい?動物たちの姿と、いきづまりがちな子育ての視点を変える科学的情報が満載。

目次 : 1 まずは知りたい!子育てといういとなみ(進化の中で子育てをとらえる/ ヒトという動物の子育て ほか)/ 2 みんな同じ…子育てをめぐる葛藤(出産・子育てをめぐる心と体のしくみ―ラット/ 抱っこで落ち着くのはなぜ?―マウス ほか)/ 3 どこか似ている?さまざまな子育てのかたち(ママのワンオペ孤育て―オランウータン/ 献身的すぎる?パパのワンオペ―トゲウオ ほか)/ 4 のぞいてみよう!驚きの子育て戦略(冬眠中の出産!身を削っての子育て―ツキノワグマ/ 進化がとぎすましただまし術―ジュウイチ ほか)

【著者紹介】
齋藤慈子 : 上智大学総合人間科学部准教授

平石界 : 慶応義塾大学文学部准教授

久世濃子 : 国立科学博物館人類研究部日本学術振興会特別研究員

長谷川眞理子 : 総合研究大学院大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぽけっとももんが さん

    新聞の書評で見つけた本。研究者っておもしろい。ありや魚からねこ、いるか、チンパンジーなど、いろんな生き物の出産や子育てについてそれぞれ子育て中の研究者21人の研究結果と、我が子の観察と反省(動物研究者やその配偶者って大変そう。研究対象が研究室にあるわけじゃないし)を語る。みなさん冷静に自分の親ばかさを分析していたりしておもしろい。そしてタイトル通り育児に正解はないし、できればいいとこどりしたいところだ。

  • 1984 さん

    数十の動物の子育てスタイルについて,専門の研究者による紹介。例えば授乳・給餌の仕方も父親・血縁者の参画も種によって異なるが,そうした形態が形成された経緯・適応的理由が説明されていて興味深かった。なんらかの総合考察・まとめがあればよいなとも思ったが,それが不可能なほど子育てのスタイルが抽象できない,ということが読み取れればいいのかもしれない。

  • 八 さん

    子育てに「正しい方法」は存在しない。人間に関しても、その他多様な動物に関しても面白くて示唆に富んだ内容だった。

  • Junichi Kitazawa さん

    子育てしてる人もした人もこれからする人も、それ以外の人も読むべき本 産業化に伴うサラリーマン家庭出現により女性が育児家事を主に担うようになったとしたら、性別役割分業が「日本の伝統」だと言う人たちの伝統って薄っぺらいねえ

  • takahiroyama3 さん

    面白い本。ゴリラに学ぶ「しつけは社会で」、イルカから学ぶ「他者を助ける」、魚類(シクリッド)に学ぶ「正解は一つじゃない」など印象的でした。当たり前ですが、人間の子育ても動物の中で相対的なものですね。また、執筆者は全員子育て中の生態学者というのもすごいところです。子育てを主体的に行いつつ、客観的に子育てを見つめる彼らのまなざしから得るものは多いように感じました。

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人物・団体紹介

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長谷川眞理子

1952年東京都生まれ。人類学者。総合研究大学院大学名誉教授。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は自然人類学、行動生態学。イェール大学人類学部客員准教授、早稲田大学教授、総合研究大学院大学学長・教授などを歴任し、現在、日本芸術文化振興会理事長。野生チンパンジー、ダマ

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