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杉森くんを殺すには

長谷川まりる

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774334837
ISBN 10 : 4774334839
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
おさつ ,  

Content Description

わたしはどうしてもあの子を殺さなきゃいけない。傷ついた心を取りもどす物語。

【著者紹介】
長谷川まりる : 長野県生まれ、東京育ち。「お絵かき禁止の国」で第59回講談社児童文学新人賞佳作を受賞、同作で講談社よりデビュー。『かすみ川の人魚』(講談社)で第55回日本児童文学者協会新人賞受賞

おさつ : イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青猫ノラ

    予想もつかないミステリーの渦に巻き込まれたかと思うと、後半はじっくり考えさせるストーリーに。ネタバレありの解説はいったんスルーして、真っさらな状態で読んでほしい。プロットが秀逸で、普遍的なテーマを扱っているから、中高生だけではなく、大学生や一般読者にも紹介したくなる本。

  • ユースケ

    主人公の「ヒロ」は高校1年生の女子高生。 「ヒロ」には友人の「杉森くん」を殺す理由が15個も有り、今、そして過去を振り返りながら、来たるべき時に向けて、着々と準備を進めていく・・・。そう、これを児童文学作品とするには、あまりにも恐ろしい物語なのである。 ・・というわけではないので、いま深い悩みを抱え、人生にもがいている方はもちろん、どちらかといえば、周りに気を使うことのできる余力のある方に読んで欲しいと思った。

  • 美紀ちゃん

    タイトルが気になり読んでみた。びっくりした。ミトさんの存在が大きい。自傷についても詳しくて勉強になる。リスカしている人、佐藤さんの説明がわかりやすい。悲しみの居場所探しの物語。人は大切な存在を失うと悲しむだけではなく怒りや非難や解放感や罪悪感など様々な感情が生じる。心の揺れ動きのなかで自分の気持ちをぶつけ悲しんだり偲んだりしながら失ったことを受けとめ日常に戻っていく。それが喪。ヒロが再出発できたのは新しい友達のおかげ。今、悩んでいる人や悩んでいる人が身近にいてどう関わったらよいのか迷う人は共感できる。

  • 岡部敬史/おかべたかし

    タイトルに惹かれて読んでみましたが、大傑作。マイベスト児童文学のひとつに刻まれました。タイトルとちがって読後感は実によい。思春期の少女の葛藤が痛快かつ優しく描かれています。少し重いテーマを扱っていますが、面白く読ませる。これはすごい作家さんです。みなさんもぜひ

  • うっちー

    これまで何冊も本を読んできましたが、初めてに分類される本でした

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