キャラクター 小学館文庫

長崎尚志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094070132
ISBN 10 : 4094070133
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
352p;15

内容詳細

漫画家デビューを目指してアシスタント生活を長く続ける山城圭吾は、ある日、「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチを頼まれる。前から気になっていたその家を訪れると、暗闇の中から大音響でオペラが流れていた。家の玄関ドアが開き、手招きに促されるようにして家のなかに入ると、そこには殺害された家族四人の姿があった。
「ぼくの顔、見た? 見ちゃったよね」
 第一発見者となった山城は、その現場でひとりの人物を目にしていた。
 やがて、彼はその事件をモデルにした漫画でデビューする。家族四人殺害事件も続いていた。

【著者紹介】
長崎尚志 : 小説家、漫画原作者、漫画編集者。出版社勤務後、独立。2010年、『アルタンタハー 東方見聞録奇譚』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    漫画家デビューを目指し、アシスタント生活を送る主人公。ある日、幸せそうな4人家族が住む家のスケッチを頼まれる。ある一軒を描いていると手招きされ家の中へ。そこには血まみれの殺害現場が広がっていた。それをヒントに描いた漫画が大ヒットするも…。ヒタヒタと忍び寄ってくる犯人の影にゾワゾワ。後半はハラハラ。人のなかには誰しも悪があるのか。映画の予告で気になって読んだけど、凄惨な映像が頭に浮かんでちょっとキツかった。映画、どうしようかな。

  • KAZOO さん

    長崎さんは様々なコミックの原作(東周斎雅楽、リチャード・ウー名義など)をものにしておられていて、著作ではしばしば犯罪関連ものなどを書かれています。これも家族4人の殺害から始まり、それをコミックのアシスタントが発見し犯人らしき人物がいますが未解決となります。その後その発見者はコミックの人気作家となります。さらにそのコミックがらみで事件が続きます。読んでいて浦沢直樹さんの「MONSTER」や芳崎せいむさんの「あぶらかだぶら」の気味の悪さを思い起こしました。

  • H!deking さん

    映画は観るつもりだったので先にこちらを。テンポよくて読みやすくしっかりハマりました!サイコパス感もなかなか良かったです。これは映画楽しみですね。長崎さんて初読みだったんだけど、ビッグオーとかリチャードウーとか、別名義で漫画のプロットも結構やってるんですね。それはリアルな訳だわ。俺みたいのが共感てのもおこがましいけど、確かにSSとか書いてる時に、登場人物のキャラがしっかりしてると勝手にどんどん書けることがあるんですよね。色んな意味で面白かった!

  • Bugsy Malone さん

    著者が長崎さんと知って映画より先に。描写の仕方に色々勘ぐりながら読み進めはしたけれど、「そんな事は想定内!」という感じで見事に躱されてしまいました。漫画家を主人公とした背景はいかにも長崎さんらしく、タイトルの「キャラクター」の意味もなるほどと。とにかく先が気になって仕方がない。後半からは映画と違う展開だというノベライズ、これは菅田さんやFukaseさん、小栗さんとが演じている映画も侮れない。

  • えみ さん

    そのキャラクターはここに完成することはなかったのだろう。たくさんの残虐な殺戮を繰り返し、描かれた2次元の己と現の己…いつしか共鳴し、進化し、融合する。そしてそれは新たなキャラクターの誕生を意味するのだ。依り代となる人の心の隙間に入り込み迷いを押し込め、手っ取り早い憎悪を武器に、殺意で殺す。何とも言えない後味の悪さと気味悪さを残した一冊。漫画家志望の山城と、殺人犯の偶然の出会いさえ、仕組まれた漫画の一コマだったのでは?と、どちらが先か裏を読んでしまいそうになるほど登場人物全員の動きが奇妙過ぎる。伝染する歪。

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長崎尚志

小説家、漫画原作者、脚本家。出版社勤務後、独立。2010年、『アルタンタハー 東方見聞録奇譚』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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