教場

長岡弘樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093863551
ISBN 10 : 4093863555
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
294p;20

内容詳細

君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。前代未聞の警察小説!

「こんな爽快な読後の悪さは始めてだ! 警察学校が担う役割とはなんだろうか。篩にかけられた友もまた、警察官を育成するために必要なものだったのだろうか。校庭のすみに育てられている百日草が示すものが、警察組織を守るための絆ではなく、市民を守るための絆であることをただただ願いたい」
――さわや書店フェザン店・田口幹人さん

「復興を続ける警察小説ジャンルから飛び出した、突然変異(ミュータント)。警察学校が舞台の学園小説でもあり、本格ミステリーでもあり、なにより、教師モノ小説の傑作だ。白髪の教師・風間は、さまざまな動機で集まってきた学生それぞれに応じた修羅場を準備し、挫折を演出する。その『教育』に触れた者はみな――覚醒する。もしかしたら。この本を手に取った、あなたも。」
−−ライター・吉田大助さん

編集者からのおすすめ情報
 長岡弘樹氏は、2008年に第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を選考委員満場一致で受賞、「歴代受賞作の中でも最高レベルの出来」と評された短編「傍聞き」で知られるミステリー作家です。同作を収録した文庫『傍聞き』は、現在39万部に達しています。本書は長岡氏初の本格的連作長編にして、好事家をもうならせる、警察学校小説。
 2013年ミステリーナンバーワンを射程に入れた勝負作です。

【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年山形県生まれ。筑波大学卒。団体職員を経て、2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第六十一回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サム・ミイラ さん

    私がやってるコンビニによく駐在さんが巡回に来てくれるのですが、この本の存在は知らなかったようで興味深々の彼。同僚にも教えて読んでみるとの事でした。聞けば書籍の中で語られている事、例えば職質コンクールであったり日誌は毎日提出、誤字や脱字をしたら罰則で校庭を走らされ想像とか嘘を書けば即退学など、全て本当の事らしくよく調べていると驚いていました。実際これほどドロドロしてはいなかったそうですが。「教場」は虚構と現実が上手くミックスされた、軽く読めて、でも結構深く重たい短編集です。

  • 遥かなる想い さん

    2014年度このミス国内第二位。 警察学校の特殊環境を 舞台に、そこで蠢く人々を 骨太に描く。 警察官に不適切な人間を 振り落とすために、存在する学校。 風間という教官の人物造形がよく、 読者に緊張感を伝えてくれる。 風間にスパイを命じられ、苦闘 する宮坂・・警察官を目指す学生たちの 抱える人生が重厚な筆致で 暴かれていくが、ある意味陰湿な 友との暗闘の後に残されたものは ・・学生たちの成長であり、 読後感もなぜか爽やかである。

  • starbro さん

    図書館の予約に乗り遅れたので、半年以上待ってようやく読みました。異色の警察小説ですが、新鮮で楽しめました。このミス1位のノックス・マシンより良いと思いますが、少し地味過ぎるのかな?

  • ウッディ さん

    警察学校、それは学びの場であるとともに、警察官としての資質を備えた人間以外を篩い落とす場所でもあった。公権力を持ち、犯罪者と相対する仕事につく人の養成機関だからこそ、技能や知識を教え込み、自分を律する強い意思を持つ人間を育てる必要があるのだが、なかなかにブラックな学校でした。また、学生達もひと癖もあるメンバーばかりで、優秀な成績を取るためや個人的な恨みなどで、仲間に罠をかけ、おとしめる手段も、警察官の卵だけあって、証拠を残さない陰湿なやり方でした。それなりに面白かったけど、ドヨーンとした読後感でした。

  • ミカママ さん

    読メでは人気のようだったので楽しみにしてたんだけどな。つまらないわけではないんだけど、やたら時間がかかってしまった。微妙に連作?になっている短編集。ただ各編のキャラがなかなか頭に入って来ず、その辺が敗因(あくまで私的に)か。ミステリー?うんミステリーなんでしょうね。この節はミステリーの幅がどんどん広がってきてるし。私の中では人間(成長)ドラマ、もしくはお仕事小説って感じでした。

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人物・団体紹介

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長岡弘樹

1969年、山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。13年に刊行の『教場』は、週刊文春「2013年ミステリーベスト10国内部門」第1位に輝き、14年本屋大賞にもノミネートされた(本データはこの書

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