明治維新の正体 徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ

鈴木荘一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909447074
ISBN 10 : 4909447075
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;18

内容詳細

幕末維新史を塗り替えた大ヒット作!幕末最高のステーツマン、徳川慶喜VS幕末ポピュリストの親玉、西郷隆盛。

目次 : 第1章 維新の先駆者徳川慶喜/ 第2章 日米和親条約を容認した徳川斉昭/ 第3章 通商条約の違勅調印/ 第4章 吹き荒れる攘夷の嵐/ 第5章 慶喜が条約勅許を得る/ 第6章 イギリスが薩長を支援/ 第7章 徳川慶喜の登場/ 第8章 大政奉還の思想/ 終章 万民平等の実現

【著者紹介】
鈴木荘一 : 近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、現在は「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Galilei さん

    ”正体”と題するなら、もっと踏み込んで欲しい。西郷が江戸の盗賊を使い、商家の打ち壊しや放火で軍資金を奪ったり、大坂の両替商が、住友・鴻池を除き、大名への貸金の免除で、ほとんど潰れた事。維新、一新とは名ばかりで、世界の例に漏れず、貧民階級の革命であり、毛利、島津は世間知らずのため担がれただけ。江戸時代、収賄は盛んでも見つかれば切腹。明治以降、山城屋事件、小野組事件という政府の商人・企業へのゆすり、たかりという癒着。さらに伊藤、山県をはじめとして責任を取らない、現在に至る政府の原形が出来た具体例が欲しかった。

  • 速読おやじ さん

    昨年が明治維新150年。150年前の歴史でさえ、書き換えられているというのか。確かに歴史というのは勝者によって都合の良いように修正されるのは世の常。また日本史は司馬遼太郎の一連の作品によって、僕を含む一般大衆は所謂司馬史観に大いに影響されてしまっているのだ。本書はややエキセントリックなところもあるが、一理あるのだと思う。中でも西郷隆盛と坂本龍馬に対する罵倒(笑)は徹底的だ。さて、この書もそういう意味では歴史の書き換えを狙っているのかもしれないし、歴史を客観的に捉えるのは難しい。

  • はちこう さん

    明治維新を俯瞰的な視点から描いている。著者は会津若松に住んでいたことがあるとのことで、徳川寄りだ。表紙にも書かれているが、慶喜を魁とする一方、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬らに関しては辛口だ。当たり前だが、小説(物語)は主人公がいて、その主人公の視点から物語が進むが、本書は、今まで読んできた小説ではあまり印象に残っていないような人物も紹介されていて参考になった。特に咸臨丸の軍艦奉行、木村喜毅については改めて別の本も読んでみたい。

  • kentake さん

    明治維新前後の歴史について、従来語られてきた明治政府側からの視点ではなく、徳川幕府側からの視点で捉えた本。徳川慶喜らが日本の置かれた状況を冷静に分析し行動していたのに対し、明治維新の功労者とされてきた薩長の志士達は、深く考えることなく暴力的な行動に走ったのみであった点が強調されている。 明治維新は、当時の英国の対外政策が、このような暴力的な行動を取っていた側を支援したことによって起こった事象であり、それ以降の日本が誤った軍国主義に突き進んだ遠因もそこにある、という著者の主張には考えさせられる。

  • ますみ さん

    日本史は得意な方だったけれど、幕末から近現代はいきなり苦手になってました。学校では、大政奉還→明治維新って感じで、急に変わっちゃうし。幕末の志士のみなさんはけっこう人気もあったりするけれど、なんとなく怪しいな〜って思ってたんです。なので、幕末のできごとを、ペリーの来航からひとつひとつ丁寧に教えてくれるこの本は、本当に勉強になりました。『龍馬伝』も『西郷どん』もいいとこどりばかりで、本当のところは見えてなかったなーと思います。もっと幕府側の人々が評価されてもいいような気がします。やはり、勝てば官軍ってこと?

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