鈴木大介 (ルポライター)

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最貧困女子 幻冬舎新書

鈴木大介 (ルポライター)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344983618
ISBN 10 : 4344983610
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
213p;18

内容詳細

働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10〜20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!

目次 : 第1章 貧困女子とプア充女子(貧困女子=小島涼美さん(23歳)の場合/ 「わたしは犬以下」 ほか)/ 第2章 貧困女子と最貧困女子の違い(「最貧困女子」は、セックスワークの底にいる/ 清原加奈さん(29歳)の場合 ほか)/ 第3章 最貧困少女と売春ワーク(なぜ家出少女たちは売春の世界に吸収されていくのか/ 「非行少女」から始まる ほか)/ 第4章 最貧困少女の可視化(ふんわり系美女の副業/ 地方週一デリヘル嬢 ほか)/ 第5章 彼女らの求めるもの(加賀麻衣さん(21歳)の場合/ 母親がケツもちで売春の勧め ほか)

【著者紹介】
鈴木大介 : 1973年千葉県生まれ。「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    働く世代の単身女性の3人に1人が年収114万円未満であることなど、最初の方こそ一般的な女性の貧困が語られていたが、しだいに著者の得意分野であり、また彼が最も関心を寄せている売春ワークに傾斜してゆき、後半はもっぱらその話題ばかりというのは、いささか羊頭狗肉の感が否めない。売春に引き寄せられないシングルマザー(むしろ、こちらがマジョリティかと思う)が抱える問題も多いはずだし、また何故彼女たちがそうした状況に置かれるのかといった看過できない問題も多々ある。そうしたことは他書に譲るというスタンスか。

  • mitei さん

    こんな深い世界が世の中にあるとは…深刻だなと思った。世間には暴力が当たり前の家庭もあるんだなと思い知らされた。そしてよく言われる負のスパイラルがどこまでもあることを知った。中々社会もそこまで助ける手を伸ばせないのがもどかしく感じた。

  • 遥かなる想い さん

    2015年新書大賞第5位。 「最も貧しい」人たちを可視化したところに 本書の特徴がある。 年収100万前後で困窮する女性たち..マスコミで 嫌というほど、 取り上げられた彼女たちの実態が著者の手により整理され、可視化される。 貧しくとも友達がいれば生きて行けるという 女性たち..だがここに虐待、子持ちの要素が 入ってくると、セックスワークスの底に沈まざるを得ないのか ..彼女たちの青春の象徴が「iモードの出会い系掲示板」..何とも心が沈むルポだった。

  • Aby さん

    『貧乏と貧困とは違う』(p.49).表題にあたるのは「(家族・地域・制度)三つの無縁」「(精神・発達・知的)三つの障害」を有するもの.本人が選択したわけではなく,セーフティネットとしてセックスワークに取り込まれる.業界からも最下層とみられ(商品として取り扱ってもらえない)るので,浮上する機会もないよなぁ……それを救うはずの「制度」から外れて行ってしまうのなら制度を変えましょうということになるのだろうが,それでも外れるものは外れるんだろうな……辛いなぁ.

  • てぃも さん

    理解できないことばかり。その立場になったら自分も同じようになるのかと思うと恐ろしい。 今の自分がとても恵まれて幸せであることに気づかされる。 仕事があり家があるとゆうのは本当に幸せなことだな。

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