鈴木大介 (ルポライター)

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ギャングース・ファイル 家のない少年たち 講談社文庫

鈴木大介 (ルポライター)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062931045
ISBN 10 : 4062931044
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
299p;15

内容詳細

親と社会に棄てられた少年が、生きるために選んだのは犯罪だった。少年院で出会った仲間と重ねる、強盗、詐欺。大金を得ても満たされない、居場所と家族を求める心。血縁も地縁もなく、犯罪者だが被害者でもある少年たちは孤独の中で何を思うのか。原案漫画も人気沸騰、少年犯罪の現実を抉り出す衝撃のルポ!

目次 : 序章 老兵の予言/ 第1章 邂逅/ 第2章 18歳の振り込め詐欺日記/ 第3章 予行演習/ 第4章 カラフルな男たち/ 第5章 楽園/ 第6章 最弱ホストの居場所/ 第7章 帰還兵/ 第8章 共食いの時代/ 第9章 出発

【著者紹介】
鈴木大介 : 1973年千葉県生まれ。ルポライター。「犯罪者側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しいたけ さん

    鑑別所で出会い少年院で同じときを過ごした4人。親と社会に棄てられ、散々な目にあわされてきた彼らが、這い上がろうと選んだ手段は犯罪だった。許されることではない。ルポタージュゆえ、被害者がはっきり存在する。だがそこは彼らが棲息する世界。やったりやられたりの、無責任な言い方をすれば私たちとは交わることのない世界なのだ。それなのに惹きつけられる。生き延びて欲しいと願ってしまう。逃げろと、立ち上がれと、エールを送りたくなる。彼らが本当に求めているものは何なのか。ラストに、感動ドラマばりのエピソードが用意されている。

  • choco さん

    鈴木さんの表現力は素晴らしいと思う。やるせない悲しい現実を生き抜く少年たちの深い深い傷は、一体どこで修復されるのか。何が正しくて何が正しくないのか。鈴木さんの本を、もっと読んでみたい。

  • リキヨシオ さん

    今回も日本人が本能的に目を背むけがちな暗部が衝撃的!ただ今回の「不良」に関しては「貧困女子」や「シングルマザー」に比べると共感できない部分もある。劣悪な成長環境、虐待や貧困、学校、地域、社会から孤立した被害者だったけれど、DVや援デリなどの「被害者」になる女性が多いのに比べて「不良」は詐欺に窃盗や傷害事件において「加害者」になるケースが多く、その犯罪行為を彼らの多くは仕事と捉えている…が犯罪を続けないと生きていけない食べる為の手段。イメージで断定するだけでなくこんな側面もある事を把握する事が大切だと思う。

  • マッキー さん

    詐欺や強盗でお金を巻き上げたり薬物取引で儲けたりアウトローなことをする子供は、みんな幼少の時から居場所がなく誰からも愛されずに育ってきたのだな、と思う。誰にも頼れず犯罪することでしかお金を稼げない、そんな環境に子供を置き去りにした彼らの親にもひどい嫌悪を覚えた。

  • だいごろう さん

    感想を記すのに、少し戸惑いがある。何気なく少年犯罪が日々ニュースで、目にするにあたって手にとって読んでみた。これはルポ本である。だから抵抗もあったし、それでも、被害者側や加害者側の立場に置き換えてみようと思いましたが、先入観にとらわれていた自分がいました。これは、私個人の考え方です。ルポライターの鈴木さんは、凄いと思う。ぜひ機会があれば一度目を通してみてください。

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