学術書を書く

鈴木哲也 (教育)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876988846
ISBN 10 : 4876988846
フォーマット
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
155p;21

内容詳細

伝わる論文、伝わる本を書く。学術コミュニケーションの変革期に、書く意味、書く技。最前線に携わる大学出版の編集者が実践的に解説します。

目次 : Publish or PerishからPublish and Perishの時代へ―なぜ、学術書の書き方を身につけるのか/ 第1部 考える―電子化時代に学術書を書くということ(知識か「情報」か―電子化時代の「読者」と知のあり方/ 知の越境と身体化―学術書の今日的役割と要件)/ 第2部 書いてみる―魅力的な学術書の執筆技法(企画と編成―読者・テーマ・論述戦略/ 可読性を上げるための本文記述と見出しの留意点/ 多彩な要素で魅力的に演出する)/ 第3部 刊行する―サーキュレーションを高める工夫と制作の作法(タイトルと索引―冒頭と末尾に示すメッセージ/ 入稿と校正の作法―合理的な制作のために)

【著者紹介】
鈴木哲也 : 京都大学学術出版会専務理事・編集長。京都大学文学部および教育学部に学び、ライター・編集者として活動の後、1996年より京都大学学術出版会編集次長、2006年より現職。大学出版部協会理事

高瀬桃子 : 桃夭舎代表。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科中退。出版社勤務を経て2000年に独立。書籍編集を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    大学の学術研究者にとっては非常に実務的な本だと思われます。自分の書いた論文などを、本にして出版するにはどのようなことに気を付けたのがいいのか、あるいは記述スタイルなど非常にわかりやすく、使いやすい本であると感じました。自分でこれから本などを書いて出版してみようという人にはいいガイドブックです。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    L.ウォーターズ ハーバード大学出版部人文学部門編集長曰く、好まれもせず読まれもしない論文の山との発言があるという(2004年10頁)。とりわけ、博士論文といった極めて専門性の高いものを一般人が読む機会は皆無。それを本にして出版しているわけだが、どうしても加筆修正されているものが大半。そうでないと値段を付けて売れないし、売れるとも限らない。著者はこの発言に同意していない。問題は誰が読み、誰のために書かれているのか。社会を変えるために社会科学をしているのではないかと思う。

  • colocolokenta さん

    ちょうど今、本(もちろん学術書)を書いているところでこの本を知った。もっと前から知っていたらと残念に思っていたら、今年の9月に出たばかり、とすればこのタイミングはむしろ幸運だったか。学術書の書き方ノウハウ満載で、3ヶ月早く読めていたら、ずいぶん原稿書きが楽だっただろう。本を出すことなど、よほどの幸運の持ち主か、金持ちにしかできないこと。私も今回の運を逃さず、遅まきながらこの本を参考にして、少しでも多くの人に読んでいただける有益な本を世に出したい。共著なのにそれを感じさせない書き方、そのコツも知りたかった。

  • きつね さん

    学術書を書いても読まれない状況(Pubrish and Perish)をどうするか、と問う冒頭に引き込まれた。大学図書館でアルバイトしていたときに、海外の学術書の発行ペースに驚いた記憶が蘇ってきた。配架されていったあれらの本のどれだけが読まれているだろう、あるいは何年後に読まれる日が来るだろう。 著者はデジタル化時代に、わざわざ本として出す目的として「二回り、ないし三回り外」の専門外の人に手にとってもらえる、読んでもらえる本にすることを説く。京大の博論を書籍化した際の工夫が複数事例挙げられていて明確。

  • めんま さん

    論文は基本的にその道の専門家が読むことを想定して書くが、本は非専門家、著者のいう「二周り、三周り外」の読者を想定する。学術書というのは、専門家と非専門家との間の越境的なものであり、専門的な内容をいかにしてそれに馴染みの薄い人に読んでもらえるか、理解してもらえるかを工夫する必要がある。その工夫をコンパクトにまとめたものが本書。

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