Books

ユビキタス

鈴木光司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041159828
ISBN 10 : 4041159822
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

東京都内で発生した連続変死事件を追う、ジャーナリストの前沢恵子と葉月有理は、死者の共通点が「南極深層の氷」にあることを突き止める。そして、20年前、同様の変死事件が新興宗教団体の中で起きていたことをも知る。異端の物理学者・露木眞也は、恵子の調査に協力する過程で、かつての後輩・麻生敏弘が研究していた「ヴォイニッチ手稿」の真実が、一連の事件に深く関わっていることに気づく。しかしとき既に遅く、秩父さくら湖近辺の村落で住民の集団死事件が発生、それを報道するテレビクルーにまで被害が拡大していく。次々に伝播していく死。恵子と露木は、大いなる災厄の到来をくいとめるため、麻生敏弘と共に「ヴォイニッチ手稿」を研究していた中沢ゆかりとその娘を探すのだが‥‥。

【著者紹介】
鈴木光司 : 1957年静岡県浜松市生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。90年に第2回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞となった『楽園』でデビュー。95年発表の『らせん』で第17回吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』『らせん』『ループ』『バースデイ』の「リング」シリーズが人気を博し、『リング』は日本、ハリウッドで映画化。2013年には『エッジ』で、アメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    鈴木 光司は、新作中心に読んでいる作家です。著者久々の新作、『リング』を超える新たな恐怖という触れ込みですが、新型コロナウィルスを経験した今となっては、微妙な感じでした。植物が地球を支配しているのかも知れません。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/13593/

  • hiace9000

    SFホラーの名手が放つ衝撃の新作。現存する世界一有名な未解読文献「ヴィオニッチ手稿」や生物起源の人類進化説、科学データに基づいた専門用語を巧みに絡めながら、作中世界観に読み手を「ありえるんじゃね?」とじわり洗脳するリアリティは、かの三部作同様、もはや悪魔的・詐欺的快感。ミッション遂行に駆けるスリルライド的一気読み展開もヒーロー露木をトム・クルーズ化、ヒロイン恵子をヘイリー・アトウェル化してしまう勢い。葉緑体の反乱は、瀬名さん『パラサイト…』のミトコンドリアを彷彿させるが、書名含め鈴木光司らしさ満喫の一作。

  • モルク

    南極観測船の帰還に際しての土産として阿部二尉が3人の友人に送った南極の氷床深く掘り出さた氷。オンザロックとして美味しく飲むはずだったそれは…。ワクワクするすべりだし。亡くなった息子の忘れ形見である孫の存在を探す探偵。その子の母は…そして15年前の新興宗教内での謎の集団死…様々に絡んでくる事象。ところどころ私には難しい用語と蘊蓄が気持ちを萎えさせる。好きな人はこの上なく興味をそそわれると思うが残念ながら私にはあまり合わなかった。疲れた。

  • まちゃ

    鈴木光司さんといえばの「リング」シリーズ。怖いもの見たさで手に取りました。しかし、本作はホラーというより、「植物視点での地球生命史」というテーマで科学と神話が融合したような壮大なSF小説でした。予想外でしたが、これはこれで面白かったです。「植物が支配する地球」に既視感。最近読んだ伊坂幸太郎さんの「楽園の楽園」と似たコンセプト。

  • yukaring

    『ユビキタス』〜遍く行き渡る…。南極で掘り出された氷、未解読のヴォイニッチ手稿、カルト教団の謎の集団死と魅力的なワードが冒頭から並ぶ。バイオホラーでありSF、哲学、宗教学など様々なジャンルを内包した壮大なスケールに引き込まれる新感覚のストーリー。探偵の前沢恵子は都内で頻発する原因不明の突然死について依頼を受け異端の物理学者・露木と調査を進める。しかしその間にも犠牲者は加速度的に増えていく。この悲劇の連鎖を止められるのか?全てが繋がり迎える衝撃かつ神秘的とも言える結末。果たして人類に未来はあるのだろうか…。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items