愛の獣は光の海で溺れ死ぬ

金子薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309039572
ISBN 10 : 430903957X
フォーマット
出版社
発行年月
2025年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
金子薫 ,  
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

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読書メーターレビュー

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  • メタボン さん

    ☆☆★ ずっと心待ちにしていた金子薫の新作だったが、正直期待外れ。「成るや成らざるや奇天の蜂」は金子薫らしい秀逸なタイトル。九龍城を思い起こす「奇天座」という複雑な建物の塊の中で、ロロクリという薬物により動物に化す陶酔感に浸る人物達という設定も金子薫らしい。ただこれまでの金子薫の作品は、その奇怪で玄妙な世界観に没入させる筆力があったが、本連作はどうも表層的で、読みながら冷めてしまう自分を感じて、没入できなかった。双子の姉弟の言海と光による「愚天童子と双子の獣たち」「言葉の海から」は駄作。

  • rinakko さん

    長篇と思っていたら連作の6篇だった。金子作品を読むときには相応の覚悟をするのだが、今回は他の作品で味わったような辛さも凄みも感じることが殆どなくてむむむ…。最初の「独白する愛の犠牲獣」はよかった(ここからどこまで連れていかれるのだろうと期待した)。

  • 橘 さん

    何か深いところにありそうだけれどわたしには読み取れず、でも並べられている要素が好みで酩酊感を味わう…という読書でした。久々に金子薫ワールドに揺蕩った。全部バラバラの短編のようだけれど、書き下ろし含めて連作短編かと思いました。最初に収録されてる「独白する愛の犠牲獣」が1番後に書かれたものだとは。この不条理さ好きでした。描写が画として想像しやすいけど、物語を理解するのは容易くないのがいいな。「面白い」「面白くない」はわからず、「好み」としか言えないです。

  • chuji さん

    久喜市立中央図書館の本。2025年4月初版。初出「文藝」2020年冬季号、22年冬季号、23年夏季号、冬季号の四編と書き下ろし二編を加えた六編の単品。金子さんの著作は四冊目の読了です。相変わらずの摩訶不思議ワールドです。

  • HH さん

    楽しみにしていた新刊。短編とはいえ独特の手触りが薄れることはなく、寧ろ濃厚にさえ感じる。不条理なフィクションでありながら、何処か現実を予感させるような絶妙な角度が俊逸。小説を読んでカッコいいと思うのは著者の作品だけだ。

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人物・団体紹介

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金子薫

1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業、同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。2014年、『アルタッドに捧ぐ』で第51回文藝賞を受賞しデビュー。2018年、第11回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。同年、『双子は驢馬に跨がって』で第40回野間文芸新人賞受賞

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