アルタッドに捧ぐ

金子薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309023373
ISBN 10 : 4309023371
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
金子薫 ,  
追加情報
:
130p;20

内容詳細

「本間は、作中で少年の死体が発見された今日この日まで、少年が死を選ぶなど、露ほども考えてはいなかった。」大学院を目指すという名目のもと、亡き祖父の家で一人暮らしをしながら小説を書いている本間。ある日、その主人公であるモイパラシアが砂漠で死んだ―。彼の意図しないところで。原稿用紙の上に無造作に投げ出された少年の左腕。途方にくれながらも本間が、インクが血のように滴る左腕を原稿用紙に包み庭に埋めようとした時、現れたのは少年が飼育していたトカゲの「アルタッド」だった。幻想的かつ圧倒的にリアルな手触りを持つシームレスな小説世界と、その独自の世界観を支える完成された文体、そして「書くこと」の根源に挑んだ蛮勇に選考委員が驚愕した「青春小説」の誕生!第51回文藝賞受賞作!

【著者紹介】
金子薫 : 1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。同大学大学院文学研究科仏文学専攻に在籍。2014年、『アルタッドに捧ぐ』で第五一回文藝賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • BlueBerry さん

    「文藝賞」受賞作品と言うことで手に取った次第。最近はあまり丁寧に読まないことも多いので序盤流し読みしていたら面白いと感じる部分もなく最後まで読み終わってしまいました。純文学系の作品のようなので丁寧に読まないと伝わってこないのでしょうね。丁寧に読んで読解していく作業は面倒なのでやはり敬遠してしまう・・。安易に面白い作品ばかり読むことを「良し」としてしまっているので選択missだったかと思います。評価は出来ないですね(笑。

  • ふう さん

    読み始めから頭がまっ白な原稿用紙になり、物語のもつ不思議な世界に惹きこまれました。主人公が書いていた小説の中の少年が突然死んでしまい、その原稿用紙を燃やしたあとから現れた1匹のトカゲ『アルタッド』。アルタッドの仕草や表情がかわいく、アルタッドによせる主人公の思いが温かく、陰のない作品のように思えたのですが…。死と向き合う設定にあまり必然が感じられず、こちらにまで響いてこなかったのが残念。 「生きていた証など残さず、ただの1語も発することなくその生を終えること。それがアルタッドの美しさでもあったが〜」

  • 九月猫 さん

    ある日、書いていた小説の主人公の少年が勝手に死んでいた。原稿の上に左腕だけ残して。作者の本間がそれらを埋葬しようとした時、そこから這い出てきたのは作中で少年が育てているトカゲのアルタッド。ファンタジーのようでファンタジーではない。大学院浪人の本間の、アルタッドとアロポポル(同じく作中のサボテン)の飼育・栽培の毎日と「死」と「生」そして「書くこと」についての彼の思考が延々と書き連ねられる。「書くこと」にあたるものは人それぞれだろうが、誰もが一度や二度は思考の迷路にはまり込んだことがあるのではと思う。(続→)

  • あなほりふくろう さん

    面白かった。アルタッドとの暮らしの中に、モラトリアムの終わりの始まりを感じながら読み進めていたが、p80「それはお前には知る必要のないことさ」何故生きねば、を何故書かねばに替えればそのまま本間の悩みに繋がる。本間の思いを追いかけながら自分は、先を思うことなく今ある思うまま良心のまま、日々を重ねていけばいいのだろう、と思った。ラスト、画用紙一杯に点画を描く二人(と一匹)のシーンが非常に優しくて印象深い。ああ、この画を魅せたかったんだな、この画を魅せたくて、そこに向かってストーリーを進めていたのだなあって。

  • えも さん

    自らの書いた小説から出てきたトカゲ(アルタッド)とサボテンの世話を始める主人公の話▼最初こそシュールなものの、その後はむしろ日常的に暮らしが展開している。その辺りは、往年の芥川賞純文学っぽくって楽しく読めました。

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人物・団体紹介

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金子薫

1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業、同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。2014年「アルタッドに捧ぐ」で第51回文藝賞を受賞しデビュー。2018年、第11回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。同年、『双子は驢馬に跨がって』で第40回野間文芸新人賞受賞(

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