悩むことはない 文春文庫

金子兜太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167838843
ISBN 10 : 4167838842
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
追加情報
:
191p;16

内容詳細

自由闊達な精神のもと、九十歳を越えてなお旺盛な句作を続けて現代俳句を牽引し、その魅力を全身で発信している俳人・金子兜太。若者にも年寄りにも生きにくい現代を、昨日よりはラクな気持ちで生きられるように、「かくあるべし」と「かくはあるべからず」を柔らかく語って聞かせる。小気味よい人生訓満載の、とっておきの書。

目次 : 第1章 問われて答う(「幸せ」と「不幸」をどうとらえるべきか/ 努力と運の良し悪し/ これまでの人生に自己犠牲はあったか ほか)/ 第2章 生い立ち来たるところ(糞尿愛好/ 糞尿と親しき村/ 漆と結婚 ほか)/ 第3章 戦争と俳句―戦地で俳句と訣別し、戦地でふたたび俳句に会う(海軍詩人・矢野武中佐との出会い/ 矢野中佐の思い出/ 帰国途中で命を落とした矢野中佐 ほか)

【著者紹介】
金子兜太 : 俳人。1919(大正8)年9月、埼玉県生まれ。東京帝大経済学部卒業。旧制水戸高校在学中に全国学生俳句誌「成層圏」に参加し加藤楸邨に師事する。日本銀行に入行し、従軍を経て1947年に復職、74年に定年退職。88年、紫綬褒章受章。2003年、日本芸術院賞受賞。2010年、毎日芸術賞特別賞と菊池寛賞を受賞。現代俳句協会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pirokichi さん

    積んであった本の中からふと読みたくなって。御年94歳の頃の金子兜太さんの語り下ろしと対談ふたつ。2年前に98歳で亡くなられて…何となくずっと亡くならない気がしていたので、すごく驚いたんだった。「生々しくないと信用できないという思いがある。」「本当に物に即するには、抱き合わなきゃだめ。」糞尿等のお話が多く、悠然とした人間・金子兜太を感じる。辺見じゅんさん、小沢昭一さんとの対談は読みながら声が聴こえてうれしかった。戦地での句会について語られた「戦争と俳句」は胸が熱くなる。味わいのある力強い題字は金子兜太さん。

  • てくてく さん

    「糞尿愛好」という小見出しがあるくらい、糞尿の話が多く、面食らいながらも楽しく読んだ。自然と生活し、かつ、俳句をたしなむ家庭に育っていたこと、秩父の言葉の率直さが兜太氏に与えた影響、戦地での句会などが語られているが、中でも矢野武中佐の最後が印象的だった。当時、詩や俳句をたしなむ人はスパイなどという中傷を受けていたのだそうだ。

  • keroppi さん

    うんこと尿とおならと、悠然と老いる姿がうらやましい。やはり、悩み多いのだ。

  • 福留隆泰 さん

    生きていて生きてるだけで燕来る 人間は意思の強さ、これは絶対譲らないというものがないと、本当の自由にはなれない。 人生の達人の言葉は思い。

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人物・団体紹介

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金子兜太

1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98)

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