わが戦後俳句史 岩波新書

金子兜太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004203223
ISBN 10 : 4004203228
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
232p;18

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    金子兜太さんが、外地で敗戦の報を聞いた時から、俳句をまじえての自分の感慨などをつづったものです。日銀の再雇用の面接のときに俳句を作って見なさいと言われて、のちの佐々木総裁がえらくほめたことが書かれています。俳句仲間のことがかなり詳しく書かれていて、派閥のようなものもあったのですね。加藤楸邨や中村草田男のことも多く書かれています。

  • かふ さん

    「朝はじまる海へ突込む鴎の死」 金子兜太(1919-2018年)は、「前衛俳句」の雄であるよりは「伊藤園 俳句大賞」の審査員としての顔の方が馴染み深い。最初に手にしたのがいとうせいこうとの共書『他流試合――俳句入門真剣勝負!』だったからかもしれない。生まれ年が大正八(1919)年だったことから、「花の大八」組とか西暦から「一句一句」と称していたぐらいに俳句人生。その容姿故か俳号「兜太」からくるのか、都会的というよりは土着的なイメージが親しみを呼ぶ。

  • Koji Harasawa さん

    アベ政治を許さない と力強い書を遺した著者。そうだろうと思う。戦争から還り、戦後の世を区とともに生きた人間にとって、あんな政治は許せる訳もない。いや、アベ政治は「政治」とも言えない酷いものだったし、今もそれは続いている。俳句を学びたいが、それは自分の見聞き感じたことを言語化することだと思った。作法も技術も必要だが、詠みたい気持ちが一番大事なのだろう。すごい学びがあった1985年の著。朝陽堂にて購入。

  • Takao さん

    1985年12月20日発行(初版)。恥ずかしながら、2015年の安保法制の時に「アベ政治を許さない」を揮毫した著者のことをほとんど知らず、自身の無知を恥じる。ひと月ほど前に、蔵書を処分しようと思い相談に行った古書店で、逆に買ってしまった3冊のうち、最後の読了。俳句の世界をほとんど知らない私にとって、ほとんどが難しい内容だったが、1919年生まれの著者の「半生」と俳句や「社会」との関わりについては何となくわかったような気がする。後年の「アベ政治を許さない」の揮毫に込められた思いも理解できるような気がした。

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人物・団体紹介

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金子兜太

1919年埼玉県生まれ。戦後、日銀勤務のかたわら俳句活動に入る。前衛俳句の旗手として頭角を現わし、1962年に同人誌『海程』を創刊。現代俳句協会会長などを歴任。1987年から30年間にわたって朝日俳壇の選者を務める。2018年没(享年98)

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