小説家の作り方 メディアワークス文庫

野アまど

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048704731
ISBN 10 : 4048704737
フォーマット
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
241p;15

内容詳細

「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです―」。駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。出向いた喫茶店にいたのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという紫に、物実は「小説の書き方」を指導していくが―。野崎まどが放つ渾身のミステリー・ノベル改め「ノベル・ミステリー」登場。

【著者紹介】
野アまど : 東京都墨田区生まれ。2009年『「映」アムリタ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まりも さん

    最初は小説家の主人公と小説家志望のヒロインという組み合わせだったので普通だなと思ってたらいつも通り途中で物語の方向が変化する辺りは野崎まどらしさ全開やな。最後の結末すら布石で最終的には「世界で一番おもしろい小説を書きたい」というむらさきの純粋で可愛らしさも見える思いで終わらせるのはいい。雑なように見えてしっかりと練られている展開もあって驚きは少ないけど十分満足できる出来でした。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    ぷち野崎まど祭り開催中の第二弾。気持ち悪さは佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』以来の気持ちの悪さ。小説を読む事・書く事に対してこんなに絶望的な疑問を覚えたのは久しぶりでした。野崎さんは『完璧』な事に対する病的な固執があって、それが一際際立っていました。多くの人がいつの間にか諦めてしまう『完璧』をどうしてこんな風に追求し続けるのだろうか。そのテーゼが知りたい。トリック自体は、最後に答えが示されると、伏線がばーっと頭の中に浮かんで『そういう事か!』となりました。後、装丁が憎い。この本のゲラなんです。

  • 優希 さん

    ファンレターで始まる小説の書き方でした。面白いアイディアが浮かんだことから、小説を書こうと思い立つ。小説の書き方を指南している作品ではないのですね。アニメのような雰囲気があり、正直苦手な作風です。

  • 流言 さん

    ラブコメの匂い立つようなライトな導入部から一点して突き落とす、SFめいた『超越した小説を書くには、超越した作家を作ればいい』というanswer answerの一言がすべてを物語っている。野崎まどらしい二段落ちの作品ではあるが、またしても唸らされてしまった。『自分のキャラクターを作ろうと考えてキャラクター作りを小説家に師事する』という第一の答えだけでも充分納得がいくものであったにも関わらず、恥じらいながらも『むらさき』が口にする第二の、本当の真相は第一の答え以上にどうしようもなく腑に落ちてしまうものでした。

  • Yobata さん

    キャラ作りにだけ定評がある新人レベルの小説家・物見は、担当の付白と共に“この世で一番面白い小説”を作ることを目指していた。そこに初めてのファンレターが届く。差出人は紫依代という女性で返事を出すと「どうやったら小説家になれるか?」という相談を受ける。なんと紫は“この世で一番面白い小説”のアイディアが頭にあるという。そこから小説を書く為の家庭教師が始まり…。「この世で一番面白い小説」を巡る野崎まどの物語。テーマや最後のSFどんでん返しと野崎まど全開の話だった。この世で一番面白い小説を書こうとしている作家に→

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