最強の食材コオロギフードが地球を救う 小学館新書

野地澄晴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098254040
ISBN 10 : 4098254042
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;18

内容詳細

2021年5月、世界で食糧危機に瀕している人口は1億5000万人超。こうしたなか脚光を浴びているのが「昆虫食」、なかでも食用コオロギだ。高タンパク・低糖質で繁殖力の強いコオロギの研究をいち早く始めた徳島大学長の野地澄晴さんがその実状を解説する。「コオロギせんべい」の販売から、新型コロナウイルスのワクチンへの応用、延命や再生医療への活用まで、まさに地球を救うと言っても過言ではない、その可能性を探る。

目次 : 第1章 人類の課題:環境悪化と食料不足/ 第2章 コオロギフードは徳島大学から/ 第3章 コオロギによる循環型タンパク質生産システムの構築/ 第4章 日本のコオロギフードビジネスの展開/ 第5章 世界のコオロギフードビジネス/ 第6章 コオロギがワクチンや医薬品になる/ 第7章 コオロギフードの可能性―良品計画の金井政明会長との対談

【著者紹介】
野地澄晴 : 徳島大学長。1948年、愛媛県松山市生まれ。1970年、福井大学工学部応用物理学科卒業。1980年、広島大学大学院理学研究科修了(理学博士)。1980年、米国衛生研究所・客員研究員。1983年、岡山大学歯学部助手。1992年、徳島大学工学部教授。2012年、徳島大学理事、2016年から現職。専門分野は発生・再生生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おせきはん さん

    コオロギの研究に関わってきた徳島大学の野地学長が、食材としてのコオロギの優位性を説明しています。コオロギせんべいを食べたときに、私は違和感を全く感じませんでした。コストの課題が克服され、養殖時の環境負荷が低く栄養価が高いコオロギが一層活用される日を楽しみにしています。

  • nnnともろー さん

    コオロギせんべいは食べたことがある。食材だけではなく、医療の世界でも有用だということが分かった。

  • しゅうこう さん

    コオロギの食材としての可能性は知っていたが、さらに工業的にも(免疫的な意味で)医学的にも有効だとは!個人的に食材として浸透させるための最大の障壁は、元来持っているイメージによる嫌悪感かなと思っていた。でもよく考えたら既存の美味しい食材達だって元の見た目が美しいとは限らないし、工夫さえすれば案外受け入れるのは早いのかもしれない。コオロギの有用性が強すぎて、以後道端で出会ったら別の視点で捉えてしまいそうだ。

  • みじんこ さん

    環境への配慮や飢餓対策、含まれるタンパク質の量や腸内細菌への好影響など、実際にコオロギ食がどう優れているか・なぜコオロギなのかという点について詳細に書かれており納得させられるものがある。医療分野などその他の活用も興味深い。そのままの姿で食べる場合よりも、パウダー状のものをせんべいに混ぜたような場合の話が中心なので、これならまだ抵抗なく食べられそうという気がしてくる。蜜蜂、蚕に次ぐ家畜昆虫と言われると、自分の中でだいぶイメージはしやすくなった。将来、本当にコオロギ食が日本でも市民権を得ているのだろうか。

  • Hiroki Nishizumi さん

    興味深いね。いろいろな要素があって長年研究の末にたどりつきつつあるのがコオロギだとは。この手の食材はこれから伸びそうだな。

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