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1959(昭和34)年、神奈川県生れ。在学中から中国、チベットなどアジア各国を旅した。卒業後、デザイン事務所に勤務するが、30歳の時、突然出家し、曹洞宗大本山・永平寺に上山、雲水として1年の修行生活をおくる。その後、再びデザイン事務所に勤務し、その通勤の行き帰り、電車の中で修行記を執筆し始める…(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 『食う寝る坐る永平寺修行記 新潮文庫』より
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本
食う寝る坐る永平寺修行記 新潮文庫
野々村馨
この商品のすべてのユーザーレビュー(1件)
投稿日:2015/02/03
厳しいご様子は、色々な方が記されています。果たして、得たものは何か?変わったことは?しっかりと記されています。体にまった蚊をたたき殺す直前に一瞬、躊躇するようになった。必要以上多く食べることをしなくなった。必要以上に深く考えることもしなくなった。泣ける男になった。随分軽いことかなとも、思いましたが、そうかもしれません。現代、不況の真っ只中にある場合、それ、仕事することがもう修行かもしれません。永平寺の門をたたいた筆者が体験された、究極の食事。究極の掃除。究極の睡眠。それが現代社会もそうなりつつあるに違いありません。その意味で、現代に生きられる特に若い世代には必読書であることでしょう。派遣社会を生きる上において、いつ首になるのかわからない社会。それは、もう、体をたたかれる以上に厳しいかもしれません。現代社会に生きる道元禅師の言葉。特に私は、私の家にも色紙になっている言葉。柄杓の底に残ったわずかな水にも法を説き、谷川へ戻した。との意味の、「杓底の一残水、流れを汲む千億人」を最後に記します。
desu1223 さん
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ありがとうございました
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