男尊女子 集英社文庫

酒井順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087441123
ISBN 10 : 4087441121
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
248p;16

内容詳細

夫、旦那、パパ。結婚相手をどう呼ぶかが、女性の深層心理を炙り出す。(「主人」)21世紀になっても、こと性の場面では女性の意思の表明が歓迎されないのは、日本男児の繊細すぎる性欲のせい!?(「性」)学歴・年収・年齢・身長が男性より上だと、なぜ女性は負い目に感じるのか。(「高低」)“男尊女卑”が今なお続く理由は、女性の側にもあることを示す20章。「男尊女子」は、あなたの中にも存在する…?

目次 : 小さな女子マネ/ お茶女子/ 九州男女/ ニュートラ/ 言葉の女装/ 主人/ 夫婦別姓/ 無知のフリ/ 女性議員/ レディ・ファースト/ 性/ かわいい/ 気が強い/ 戦争/ 嫁/ 服従/ 高低/ 男女/ 女子/ 守られる

【著者紹介】
酒井順子 : 1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。立教大学社会学部卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で、第20回講談社エッセイ賞、第4回婦人公論文芸賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rico さん

    うんうん!そうそう!あるある!…て感じで、百万回くらい(←比喩)肯いたような気がします。宴会で男性陣にまめまめしく料理を取り分けてる同僚を、苦々しくでもちょっと羨ましく感じながら、手酌でビール飲んでたようなプレ均等法世代の私。意地で仕事は続けつつも、ここぞというところでは男性の後ろに引っ込む、そんな自分が情けなくて。そう、私も「男尊女子」。長年抱えてきたモヤモヤを言葉にしてくれた酒井さん。感謝!願わくば酒井さんも書かれてるように、そう遠くない未来、この言葉に共感する女性がいなくなる日がくるといいな。

  • 優希 さん

    男尊女子、ある意味建前のような気がします。男性に頼る女子がいるからこそ「男尊」が生まれるのですね。世間に対し、主張が強いより、女子は女子らしく男性を立てるのが平和なのかもしれません。

  • あつこんぐ さん

    『九州男女』のところはまんまうちの旦那で笑ってしまいました。昭和生まれの九州女、しかも自活出来るだけの経済力がある私。「女は3歩下がって歩け」と言おうものなら「お望み通りにいたしましょう」と3mは離れて歩くので旦那も私には何も言いません。でも、実際旦那を立てるふりをしている方が楽なので子供の事も家の事もほぼ私がやっています。ただ、息子達には嫁になんでも任せる人にはなってほしくないのでそこら辺はちゃんと「家事が出来る男はモテるよォ」と教えておこうと思います。

  • ❁Lei❁ さん

    ナツイチ本。男尊女卑思考を、他でもない女性が内面化しているのでは? という側面から日本の情勢を考察している本です。主な考察対象は五十歳前後の女性で、大学生の私は世代間ギャップを感じましたが、通じる部分もありました。著者世代では、上部だけは平等が浸透していても、根本では男尊女卑感覚を持つ人が多いとのことでしたが、私の世代では男女平等教育のおかげか、かなり薄まってきたと思います。男尊女子のキーワードはラクとモテ。しかし結婚出産に憧れを抱く女性が減ってきている今、男尊女子もだんだん減っていくのかもしれません。

  • ドナルド@灯れ松明の火 さん

    軽い文庫本と思っていたが、いやいや大作だった。戦後から男女平等・女性に参政権が与えられたが日本の女性の心理はほとんど変わっていない。 酒井さんの深い洞察と分析により日本女性の考え方が依然として男性を立てる(あるいは立てるふりをした方が楽)という不可思議な状態であることを喝破した。随所で納得したり同意したりして読みごたえがあった。 お薦め

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酒井順子

1966年東京都生まれ。『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞と講談社エッセイ賞をダブル受賞

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