国家戦略特区の正体 外資に売られる日本 集英社新書

郭洋春

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208207
ISBN 10 : 4087208206
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
郭洋春 ,  
追加情報
:
208p;18

内容詳細

世界的デザイナー×超人気漫画『暗殺教室』作者
自分の弱点を認めた人は強い!

NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」で反響を呼んだ逆転の仕事論。
新たな対談を加えた完全版!

【内容紹介】
コミックスの売上が累計2千万部を超える『暗殺教室』の漫画家、松井優征。デザインオフィスnendoを率い、プロダクトから建築まで、デザイナーとして世界的に高い評価を集める佐藤オオキ。
「ものづくりに関して考えることが、ほとんど共通している」という二人のクリエイターの対話から明らかになる、創作活動でのひらめきの法則と、仕事や人生における問題解決のスキルとは?
「才能」ではなく、自分の「弱さ」を自覚することから始まる、あらゆる職業に通じる驚きの仕事論。


【著者略歴】
松井優征[まつい ゆうせい]
1979年埼玉県生まれ。漫画家。2005年、「週刊少年ジャンプ」誌にて『魔人探偵脳噛ネウロ』(全23巻/ジャンプ・コミックス)で連載デビュー。
2012年より同誌で連載を開始した『暗殺教室』(1〜18巻。続刊/ジャンプ・コミックス)はTVアニメ化、実写映画化される大ヒット作品となる。

佐藤オオキ[さとう おおき]
1977年カナダ生まれ。デザイナー。デザインオフィスnendo代表。早稲田大学理工学部建築学科首席卒業。2002年同大学大学院修了。2012年EDIDAデザイナー・オブ・ザ・イヤー等受賞多数。
著書に『ネンドノカンド』(小学館)、『問題解決ラボ』(ダイヤモンド社)、共著に『ウラからのぞけばオモテが見える』(日経BP社)など。


【著者紹介】
郭洋春 : 立教大学経済学部教授。専門は開発経済学。1959年千葉県生まれ。1983年法政大学経済学部卒業。1988年立教大学経済学研究科博士課程単位取得満期退学。1994年立教大学経済学部経済学科助教授。2001年より同大教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • skunk_c さん

    同世代の経済学者による警世の書。国家戦略特区やTPPの危険性については堤果歩氏など多くの書物で指摘されているが、開発経済の専門家が本来の「経済特区」が自由貿易地域に代表される途上国の経済発展のための外資導入だったことから、今の日本にそれが必要かと根本的な疑問を呈す。安倍首相の言う「岩盤規制に穴をあけるドリル」とは日教組・連合などの民主党支持基盤の切り崩しという指摘には同感。そもそも日本が目指すべきは成長や拡大ではなく成熟した安定社会との考えは全くその通り。ただし観光がその切り札になるかは疑問だが。

  • ケイ さん

    そもそも日本のように成熟した国家に戦略特区が必要なのか? この疑問は以前からあったので、この本を読んで理解が深まりました。あの中国でも韓国でも失敗、そしてカンボジアで成功したのには理由があったのですね。「特定秘密保護法案」採決で紛糾してたさなか、ちゃっかり通っていたという立法にも怖い所があります……。外資の好き勝手にさせてはいけませんね。この法案には反対です。

  • 日の光と暁の藍 さん

    国家戦略特区は、開発経済学でいう特別経済区にあたる、と著者はいう。特別経済区は途上国が工業化を実現する際に用いる手段である。国内の資本と人的資源に頼ればよいはずの日本が、なぜ国家戦略特区などの経済区を導入する必要があるのか?このような疑問から本書は、国家戦略特区とは、治外法権区域にほかならない、と結論付ける。労働契約法、労働派遣法、労働基準法、で下地を作ってから、外資を誘致し、大企業が日本の労働者から搾取するシステムを作り上げようとしている、と。日本がアメリカの経済植民地であることをまざまざと実感する。

  • hk さん

    2013年12月、特定秘密保護法案をめぐり世論が紛糾するなか、ある法案が議会であっさりと可決された。その重要法案こそが本書のテーマとなる「国家戦略特区法案」だ。 経済特区というものは原則として発展途上国が外資を呼び寄せるための政策であり、成熟した国家経済には則さない。また地方と都市の経済格差の顕在化をうけて地方創生がかしましく喧伝される中で、都市部への選択と集中を増長する国家戦略特区政策を打ち出すのは、あたかもアクセルとブレーキを同時に踏み込むような愚挙ではないか。などなど肯かされる内容が多分にあった。

  • awe さん

    16年の本なので若干古いが、現在も菅政権のもとで展開されている国家戦略特区について考える上で十分な足掛かりとなった。特区はこれまで東南アジア諸国やかつての中国など発展途上国において取り入れられ、成功を納めてきた。自力で経済成長ができない国家が、外資を呼び込むことで経済発展を遂げる、外資系企業は税制の優遇と市場拡大といったメリットを見込んで参加する。こうした関係性の中で特区制度は活用されてきた。本書の主題としては、発展途上国とは言えない日本が、なぜ今特区制度を導入しようと躍起になるのか、ということである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品