小林秀雄の思ひ出 文春学藝ライブラリー

郡司勝義

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130212
ISBN 10 : 4168130215
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
557p;16

内容詳細

「日本最高の知性」小林秀雄。戦前から文壇にその名を轟かせた小林だが、昭和四十年代以降、その傍には郡司勝義の姿があった。作品、旅、座談を通して、溢れ出る小林秀雄の生の声を丹念に紡ぎ上げた本書は、評伝や研究といった枠を超えた、第一級の「小林秀雄論」となっている。

目次 : 藤の花のころ/ その周辺/ 士の世界/ 霊魂について/ 結び

【著者紹介】
郡司勝義 : 1932年‐2007年。文芸評論家・編集者。東京生まれ。63年に小林秀雄と出会い、以来、晩年の小林の助手的な役割を担う。66年、小林秀雄の推輓で文藝春秋に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アメヲトコ さん

    小林秀雄の「女中役」として長年側で接してゐた編集者・郡司勝義による小林言行録。日常の知的格闘のすがたから、友人達との交遊(とくに河上徹太郎との友情が沁みる)が独特の文体で語られます。静かな夜にちびりちびりと味読するのが似合ふ一冊。

  • さえもん さん

    内容が急に変わったり、そもそもの書き方のせいで読み始めの方は大変読みづらい。終始このような調子だが、読み進めていく内に段々と慣れてくる。 小林秀雄と小林秀雄と関係の深かった人達とのやり取りや仕草や心象などが異常なほど詳細に書かれている。また、文章の色々な所から「今は全てが過ぎ去った」という懐旧の情のようなものも伝わってくる。活字となっていない所の小林秀雄の姿がよく分かり、特に、河上徹太郎の葬儀帰りの小林秀雄の著者に対する態度には胸を打つものがあった。個人的には、足立巻一の「やちまた」に通ずるものを感じた。

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郡司勝義

1932年‐2007年。文芸評論家・編集者。東京生まれ。63年に小林秀雄と出会い、以来、晩年の小林の助手的な役割を担う。66年、小林秀雄の推輓で文藝春秋に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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