Product Details
ISBN 10 : 4791770420
Content Description
わたしたちはAIに負けてしまうのか。いや、そんなことはない。人間の認識や意識、記憶のメカニズムをいま一度徹底的に検討し、自由意志、恣意性、創造性の主体だと考えられてきた“わたし”をその根本から問いなおす。どんなに計算機が発達しようとも、人工知能が絶対に到達することのできない生命の特異性に迫る、人間科学の最前線!
目次 : 第1部 認識する“わたし”―デジャヴのメカニズム(シンギュラリティ―微動だにせず/ 純粋過去によって開設されるいま・純粋過去によって開設されるわたし/ 知覚と記憶の接続・脱接続―デジャヴ・逆ベイズ推論/ 存在論的独我論から帰結される「貼りあわされた世界」/ 社会の存立構造から時間の存立構造へ/ 原生意識―多様性・外部を糊代とする層)/ 第2部 意識する“わたし”―脳内他者との出会い(以前ゾンビだった私が以後クオリアを持ち、またゾンビとなる―意識・身体経験と固定指示性/ 『おそ松くん』と二重の身体/ 生命理論の存在様式―トマス・ブラウンの壺葬論/ アナロジーの位相―利口なハンスの知性はどこにあるか/ アートな一手、または、脳内他者の直観を私の直感とする)
【著者紹介】
郡司ペギオ幸夫 : 1959年生まれ。東北大学理学部卒業。東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。早稲田大学理工学術院表現工学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
