現代アジア経済論 「アジアの世紀」を学ぶ 有斐閣ブックス

遠藤環

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641184428
ISBN 10 : 4641184429
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
354p;22

内容詳細

世界経済を牽引する、アジアのダイナミズム。アジアは、いまや生産やイノベーションの場として、あるいは巨大な消費市場として、世界のなかで大きなパワーを持っている。21世紀のアジア経済を多角的に明らかにする、新世代のアジア経済論!

目次 : 第1部 アジア経済の新局面(変貌するアジア―アジア経済はどう論じられてきたか/ アジア化するアジア―域内貿易と経済統合の進展 ほか)/ 第2部 越境するアジア(生産するアジア―グローバルな分業ネットワークと地場企業の発展/ 資本がめぐるアジア―成長と資本フロー ほか)/ 第3部 躍動するアジア(革新するアジア―中所得国化と成長パターンの転換/ 都市化するアジア―メガリージョン化する都市 ほか)/ 第4部 岐路に立つアジア(老いていくアジア―人口ボーナスから人口オーナスへ/ 不平等化するアジア―貧困から格差へ ほか)

【著者紹介】
遠藤環 : 1975年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(経済学)。埼玉大学大学院人文社会科学研究科・経済学部准教授。主要著作:『都市を生きる人々』京都大学学術出版会、2011年(第28回大平正芳記念賞)

伊藤亜聖 : 1984年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、博士(経済学)。東京大学社会科学研究所准教授。主要著作:『現代中国の産業集積』名古屋大学出版会、2015年(2016年度日本ベンチャー学会清成忠男賞、第33回大平正芳記念賞)

大泉啓一郎 : 1963年生まれ。京都大学農学研究科修士課程修了、博士(地域研究)。日本総合研究所調査部上席主任研究員。主要著作:『老いてゆくアジア』中央公論新社、2007年(第29回発展途上国研究奨励賞)

後藤健太 : 1969年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了、博士(地域研究)。関西大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hurosinki さん

    東アジア・東南アジアを対象として、21世紀のアジア経済のダイナミクスを活写する良著。アジアのグローバル・バリューチェーン、労働・資本移動やインフォーマル経済などテーマは多岐にわたっており、お気に入りの章が見つかるはず。個人的にはアジアの経済成長(第7章)や都市化(第8章)、高齢化(第10章)、不平等化(第11章)を扱った章が面白かった。 経済成長・経済統合を進めるなかで急激な都市化・人口動態の変化を経験したアジアは格差の拡大など新たな課題を見出している。

  • お馬 さん

    本書の要約ともいえる後藤健太著の『アジア経済とは何か』を読めば、この本の内容を理解するには事足りるが、本書は日本を軸に置かずアジア経済を深くまで説明している点で、現代アジア経済を学ぶ上での教科書としては欠かせない。東南アジア経済の大部分がインフォーマル経済で成り立ち、それがグルーバリゼーションや、フォーマル経済とどういう位置関係にあるのか、これらの鮮やかな説明にはお見事というしかない。

  • のあ さん

    12章しか読んでないけど笑笑 環境問題について。

  • よしひろ さん

    アジア経済への最新情勢や未来を見越した見方・考え方が入った刺激ある一冊。

  • shalltear さん

    3章だけ読んで、おしまい!

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