心のふるさと 文春文庫

遠藤周作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167120252
ISBN 10 : 4167120259
フォーマット
出版社
発行年月
2001年02月
日本
追加情報
:
16cm,205p

内容詳細

遠藤周作さんにも、靴磨きのアルバイトをしていた頃があった。占い師に「小説家にはなれません」と宣言されたこともあった。梅崎春生、舟橋聖一など、懐かしい文士たちの横顔。芥川比呂志、吉行淳之介ら、友たちの思い出。最晩年の著者が青春と交友、そして文学を、時に哀切に、時に峻厳に回想した珠玉のエッセイ集。

目次 : 1 源流をたずねて/ 2 人生の伏流(一人の外国人神父/ 「三田文学」の頃 ほか)/ 3 青春の急流から(アルバイトのことなど/ 幽霊の思い出)/ 4 せせらぎ小景(犬/ 作者冥利 ほか)/ 5 深い河の畔で(二つの問題―堀辰雄のエッセイについて/ 小説技術についての雑談 ほか)

【著者紹介】
遠藤周作 : 大正12(1923)年、東京に生れる。満州・大蓮、神戸で幼少年期をおくり、カトリックの洗礼を受けた。慶応義塾大学文学部在学中より文学活動を始め、フランス留学後の昭和30年、「白い人」で第33回芥川賞を受ける。以後、「海と毒薬」「沈黙」「侍」「スキャンダル」と次々に問題作を発表する一方、“狐狸庵シリーズ”と呼ばれるユーモア小説・エッセイで多くの読者をつかむ。平成5年、遠藤文学の集大成ともいえる「深い河」を上梓。平成7年、文化勲章を受ける。平成8年9月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 団塊シニア さん

    晩年のエッセイ、すでに他界してる作家たちとの思い出を懐かしさと寂しさを込めて書かれてる、いかに交流範囲が広いかそして密度の濃い付き合いか文面から感じとられる。

  • shiggy さん

    面白かったけど、狐狸庵とか、その他のエッセイに比べて何となく凡庸な感じがした。でも作家の晩年を感じさせる作品ではあったと思う。

  • メルコ さん

    若い頃の思い出、親しい作家との親交などを綴ったエッセイ集。スラスラと読んでいけて、深い味わいの読後感がある。読み終えてから、気になっていた「沈黙」を読み出した。

  • syuntaro さん

    【晩年の遠藤周作氏が振り返る自身の人生模様】 大作家、遠藤周作氏の晩年期のエッセイ。『狐狸庵先生シリーズ』のエッセイをすでに読んでいるせいか、彼の人となりや友人の作家とのエピソードはすでに知っていた。だが、周りの作家仲間は他界しており、文章から彼の寂しい心情が読み取れた。 三浦朱門氏と共に体験した幽霊体験や、フランス留学時代の人間関係、佐藤愛子氏との思い出などは印象に残った。また、尊敬する作家、グリーン氏に出会った時の氏の喜びや、慶応の学生時代の頃の靴磨きのアルバイトの思い出など、興味深いものも多かった。

  • 窓猫 さん

    子どもの頃から狐狸庵閑話に親しみ、長じてシリアスな小説も読んできた私にとって、馴染み深い作家さんだが、こんなしっとりとしたエッセイは始めて読んだ。とてもよかった。

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人物・団体紹介

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遠藤周作

1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐に

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