ミナミの春

遠田潤子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163919553
ISBN 10 : 4163919554
フォーマット
出版社
発行年月
2025年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

『銀花の蔵』で直木賞候補、注目の作家が放つ傑作家族小説。痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生…大阪・ミナミを舞台に人の「あたたかさ」を照らす群像劇。

【著者紹介】
遠田潤子著 : 1966(昭和41)年、大阪府生まれ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009(平成21)年、『月桃夜』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10」第一位に、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第一位に輝く。『冬雷』で第一回未来屋小説大賞を受賞、2020年『銀花の蔵』で直木賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    遠田 潤子は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、大阪ミナミ・カサブランカ家族小説連作短編集でした。 オススメは、「松虫通のファミリア」&「ミナミの春、万国の春」です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919553

  • hiace9000 さん

    昭和〜平成〜令和、時は移り街の景色は変われど、変わらぬ人が住む大阪ミナミ。大阪弁、漫才、グルメ、コアなエリア、二度目の万博―。漫才師〈カサブランカ〉のチョーコとハナコを絡めた、時代を跨いで繋ぐ連作短編群像劇。円熟の遠田筆が描くのは、一筋縄ではいかぬ、人と人との間に横たわる思惑や間。頑なな心を浮き彫りにし、時に深く頷き、時にホロリとさせる泣き笑いと奥深い旨味で綴る上方浪花節。各話に差し挟まれる、これまで初見!?の名言・格言も、まるで薬味のように人情噺に彩と風味を加えネタを引き締める。笑いでめでたい春が来る。

  • いつでも母さん さん

    全編通して漂うのは何故か「昭和の香り」いや、平成からこっちなのだけれどね(汗)ここは大阪・ミナミだもの、濃いのねと思ったが、そこは想像の範囲内(っていう、かそこまでではない)姉妹漫才コンビ『カサブランカ』が物語の芯にあって、その絡み方、そうだったのかが分かる伏線回収が、今までの(当方比)遠田さんとは違う温かさだった。カサブランカのチョーコが言う「親は愛情で子供を壊せる。自分を助けられるのは自分だけや」この言葉が痛い。色々あるよね・・

  • タイ子 さん

    大阪ミナミ界隈を舞台に懸命に生きる人たちを描く6つの連作短編集。お笑いの世界、大阪万博、現在の大阪ミナミの風景の中で物語が動く。全編通じ共通して登場するのが女性漫才コンビ「カサブランカ」のチョーコとハナコ。彼女たちに憧れてお笑いの世界を目指した者もいれば、自分の不幸を彼女たちのせいにして八つ当たりする者もいる。だけど、憧れられた彼女たちにもそれなりの人生があって今がある。第一章から最終章に繋がる日々の流れを想像すると胸が温かくなる。喜怒哀楽が人生の醍醐味だとコテコテの浪花節人生が教えてくれる作品。

  • のぶ さん

    大阪のお笑い芸人を通して人生の浮き沈みや葛藤を描いた作品。連作の形をとっているが、話自体は繋がっていて、一つの物語として読む事も出来る。自分は大阪の地理に疎くて、どこがミナミでどこがキタかも分からないし、文化の違いも知らないが、登場人物はカサブランカという姉妹の漫才師が中心になっていて、上方の人情のある話が展開されて、楽しく読む事ができた。今までに読んできた遠田さんのイメージと違っていて、読み始めは馴染めなかったが、これも遠田さんの抽斗の一つなのですね。

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