ノエル a story of stories 新潮文庫

道尾秀介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101355559
ISBN 10 : 410135555X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
365p;16

内容詳細

孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの“物語”は、哀しい現実を飛び越えてゆく―。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。

【著者紹介】
道尾秀介 : 1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。’10年『龍神の雨』で大藪春彦賞を、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    道尾さんて、こういう童話(を含んだ作品)も書かれるんだよね。途中、いじめや孤立に耐え抜く、中学生の男の子や、小学生の女の子のお話しもあるだけど、これは同じような想いをしている同年代の彼らに対する、道尾さんのエールなのかな、と。ラストもみんなが救われて、あたたかい気持ちで読み終えられました。谷章さんの解説も、大好き♡彼、ただのイケメンじゃなかったんだ?!(笑)

  • mae.dat さん

    クリスマス目前で読み時かと。目次を見ると3話の章タイトルと『四つのエピローグ』って書いてあるのよ。ここで一つ「やってんなぁ、道尾さんよ」ってなりますね。でね各短編3話は、主人公達の世代がバラバラでね。でも超緩く繋がっている様に思えるの。時間軸が前後したり、本の物語と現実世界が行ったり来たりでちょっぴし複雑。話も少し暗めでね。最後はハッピーエンド風になるけど、超スッキリって感じでは無くてね……。そしていよいよ『四つのエピローグ』ですよ。基本別々と思っていた話が一気にググーってね。おぉ、お話が1話追加された。

  • るーしあ さん

    綺麗で心が優しい気持ちになれる作品。しかしそれだけでは終わらない。同時に心の暗い部分をも合わせ持つ。さらに叙述トリックとしてリンクする3編の短編小説。このテーマで、ここまで読み応えのある小説に仕上げる道尾秀介はさすがの一言だ。どの短篇もハズレはない。その中でも「光の箱」でトナカイがサンタの配るプレゼントの正体を明かす部分が一番好きだ。時間を置いてこの本を再読しようと思う。時期はやはりクリスマスになるだろうか。ここまで思える作品にはなかなか出会えない。随所に挟まれる童話に心が揺さぶられた。

  • takaC さん

    卯月圭介著「ストーリーズ」(たぶん絵・正木弥生)も読んでみたいな。先週土曜朝にLFのラジオ番組で八木亜希子があらすじ&感想を添えて読んでみなと勧めていたので図書館へ行って借りてきた。イベント・行事とはあまり係わり深くないクリスマス物語。いや”ノエル”物語。(ノエルとは伝統的なクリスマスソングのことだけれど、もともとはラテン語で「誕生」を意味する言葉だったのだとか(「光の箱」より))

  • nobby さん

    一言で表せば、とにかく優しい。3つのお話とも中盤辺りから暗さや残酷さが垣間見られるも、それぞれ温かく章が終わる。そこにはフェアな叙述トリックが多々あるのは道尾作品ならでは。それぞれの話を読んでいる時にもリンクの様子もあるが、最終章10頁ばかりで繋がるのがもう心地よい。蛍・カブトムシ・ヤモリの話は、作品内のみではもったいない深みだけど、童話としては難し過ぎか(笑)谷原章介の解説がすごく良いです。

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道尾秀介

2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で大薮春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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