ソロモンの犬 文春文庫

道尾秀介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167773502
ISBN 10 : 4167773503
フォーマット
出版社
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
16cm,388p

商品説明

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が……。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

内容詳細

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

【著者紹介】
道尾秀介 : 1975年生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞を受賞。09年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。10年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょこまーぶる さん

    最期までかなり楽しく読めて、最期は「そうなんだ」と納得してしまいました。4人の若者のキャラクターが個性的でその関係が崩れ無ければいいなと思いながら読みすすめました。で、登場人物では、間宮先生がお気に入りとなり、小動物に溢れている自宅にお邪魔して動物のうんちくを聴いてみたい想いが募りましたね。それにしても、動物の生態を把握していたら、いろいろな事件の犯人逮捕に貢献できるはずである。意外と彼らは冷静に現場を見ているはずだから・・・。

  • 青葉麒麟 さん

    一寸長いなと感じたけれど、ちょいちょいコミカルだったので飽きずに読めた。主人公・秋内の間抜けさともっさいビジュアルの間宮先生のやり取りが面白かった。自宅にお邪魔したい。終盤の○○がまさかの事故死の場面はかなり吃驚したけど、ちゃんと抜け道があったんだ。男性は意中の相手を落とす時は低い声が良いなんて初めて知った。

  • ehirano1 さん

    散々焦らされた挙句、やっと急展開かと思ったら想像の斜め上!相も変わらずゴロンゴロンと回されることさえ楽しく感じます。道尾作品に中毒かもしれない・・・・・。

  • 遥かなる想い さん

    道尾作品では珍しい「瑞々しい青春ミステリ」だそうで、「シャドウ」で青春の芽生えを「ソロモンの犬」で青春の謳歌を「ラットマン」で青春の終わりを描いているそうである。それにしても物語の展開は実にうまい。謎解きをしながら実は青春の悲しさ・滑稽さを鮮やかに描いている。秋内、京也、ひろ子、智佳の大学生4人の微妙な心の揺れを切なくもさわやかに描ききっている。

  • 夢追人009 さん

    道尾秀介さんの6冊目となる青春ミステリーの力作です。本書はメインの事件の謎解きは特筆すべきものはありませんが、冒頭から作者が仕掛けた罠が面白く終盤で隠された意味がわかった時にはおおーっ!と思わず叫びましたね。秋内、京也、ひろ子、智佳の男女二人ずつの四人の仲良し大学生が夏の季節に小さな友・陽介が飼犬に引き摺られて事故死した事件によって陰りが生じる。主人公の秋内静(せい)は友人達に疑惑を感じて動物の生態に詳しい間宮助教授に相談するのだが…。まず主人公の秋内が智佳に恋しながら何も言い出せないシャイな駄目男です。

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道尾秀介

2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で大薮春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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