文豪が泊まった温泉宿50

週刊朝日編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784023318540
ISBN 10 : 402331854X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
112p;19

内容詳細

目次 : 小林一茶―湯田中湯本(長野県・湯田中温泉)門弟が営む宿で酒をおねだり/ 森鴎外―緑霞山宿 藤井荘(長野県・山田温泉)購入を持ちかけて断られた宿/ 正岡子規―鷹泉閣 岩松旅館(宮城県・作並温泉)疲れ切ってたどり着いたら長階段の湯/ 国木田独歩―上会津屋(栃木県・塩原温泉)若き独歩が恋人と逃避行した宿/ 高浜虚子―ふなや(愛媛県・道後温泉)供されたステーキに馴染めなかった虚子/ 泉鏡花―まつさき(石川県・辰口温泉)愛する叔母に会うための宿/ 幸田露伴―満寿家(栃木県・塩原温泉)暑い夏を避け、生涯何度も訪れた定宿/ 夏目漱石―湯回廊 菊屋(静岡県・修善寺温泉)「修善寺の大患」大吐血の舞台/ 志賀直哉―三木屋(兵庫県・城崎温泉)列車事故の傷を癒やした城崎の宿/ 久米正雄―旅館 花屋(長野県・別所温泉)支払いを忘れて、仲間とともに放蕩〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    深大寺で蕎麦を食べた後、近くにある「湯守の里」で温泉に入った。休憩しながら、この本を読む。文豪たちと一緒に温泉に入った気分だ。文豪たちは、温泉に入りながら小説を書いた。私は、次は何を読もうかなと考えている。ちなみに、この本で、今年読んだ本が、ちょうど400冊となった。切りのいいところで、今年の読書納めとしよう。

  • モモ さん

    文豪たちが泊まった温泉宿が、エピソードとともに写真で紹介されていて興味深い。故郷長野県湯田中温泉でくつろぎ俳句を詠んだ小林一茶。結婚したばかりの妻・登志子を家に残し長野県山田温泉に一人旅した森鴎外。正岡子規も上がった宮城県作並温泉の岩松旅館の七曲りの階段。小林多喜二が特高から身を隠した神奈川県七沢温泉の福元館。女将さんは拷問で傷だらけの多喜二の背中に手作りの湿布薬を貼ってあげたそうだ。吉村昭が栃木県北温泉旅館で療養。あのプールのような広い露天風呂に入浴していたとは。私も好きな温泉旅館なので感慨深い。

  • リコリス さん

    国木田独歩が恋多き女と逃避行した温泉、その女のその後を有島武郎が書いたのが「或る女」志賀直哉「城崎にて」の三木屋、山本周五郎「樅の木は残った」にヒントを与えた宮城県不忘閣。温泉にも文豪のドラマがあってそれを小説にしたりされたりその繋がりに映画「夜は短し歩けよ乙女」の古本市の神様を思い出した。数々の文豪がおとずれた道後温泉ふなや、「3晩泊まって3度朝を迎えれば万病も治る」といわれる三朝温泉岩崎の楽山の湯、実篤の立てないほどひどかった神経痛が完治したという伊豆長岡温泉いづみ荘。温泉の匂いと文豪愛に満ちた一冊。

  • yyrn さん

    最近は新幹線や飛行機の中でキーボードを叩いている人を多く見かけるが、まちがっても「伊豆の踊子」などは執筆できないだろうなw。▼自然豊かで静かな温泉旅館の、余計なモノが置かれていない空間で数多くの名作が生まれたエピソードに納得する一方で、中には酒と芸者遊びで放蕩し出版社から前借したという逸話も色々載っていて、人間臭くてちょっとホッとする。▼50人の明治大正昭和期の著名な作家がこもった宿や定宿を、興味深いエピソードとともに紹介している本で、こんな本を読んでしまうとどこかの温泉に出かけたくなってしまう。

  • 柊渚 さん

    文豪たちが愛した温泉宿を、ちょっとしたエピソードとともに巡れる本。死ぬまでに訪れてみたい場所がまた増えてしまった…🥺 白樺派に愛された城崎温泉や小林多喜二を特高から匿ってくれた七沢温泉、太宰治が『美少女』を書き上げた湯村温泉など、ほんのちょっぴり旅気分。いずれも歴史ある古き良き温泉宿ばかり、このコロナ禍の中でどうか失われていきませんように…。

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