連城三紀彦レジェンド 2 傑作ミステリー集 講談社文庫

連城三紀彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062937481
ISBN 10 : 4062937484
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

どれも超高密度(綾辻)

普通は書けない。(伊坂)

驚きは屈指のもの。(小野)

その「技」は魔法的(米澤)

四人の超人気作家が厳選した究極の傑作集。

特別語りおろし巻末鼎談つき!


逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。

【著者紹介】
連城三紀彦 : 1948年愛知県生まれ。1978年「変調二人羽織」で第3回“幻影城”新人賞に入選。1981年「戻り川心中」で第34回日本推理作家協会賞、1984年『宵待草夜情』で第5回吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で第91回直木賞、1996年『隠れ菊』で第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    久しぶりに連城さんの作品を読ませていただきました。ミステリー作家が選んだもので、それぞれに仕掛けがあったり叙情的なものがあったりで楽しめます。やはり文章が素晴らしいと思います。最近のほかの作家さんに比べると緻密な感じで文章がかなり推敲されているのでは、と感じています。レジェンド2ですがこれからも出してもらいたいですね。

  • サム・ミイラ さん

    第一集が切れ味鋭いどんでん返しの妙なら、こちらは溢れる情感の中に鮮やかな逆転の構図を配した文学的にも優れた作品を選んでいるようだ。とにかく一人語りの秀逸さは氏の独壇場。他人たち、夜の自画像そして白蘭の流れるような文章はまるでそばで聞いているような錯覚さえ覚える。眼前に映像が浮かぶ。そういえば戻り川心中の第一話もこの形式であり大いに驚き感動したのを思い出す。かと思えば歴史小説の装いで伏線を張り巡らし日本のその時代を切り取った超一級のミステリー「菊の塵」は更なる感動を呼ぶ。この四人の選者に感謝と敬意を表したい

  • yumiko さん

    四人の人気作家が選ぶ連城三紀彦傑作選2。前作でさえとんでもない完成度であったのに、二作目も組めてしまうところに連城さんの凄さが表れている。レジェンドとは大袈裟な…そう感じる方にこそ読んでもらいたい。先ずは綾辻、伊坂、米澤の鼎談だけでも。売れっ子作家達の熱い語りに、必ずや連城作品に興味が湧くはず。せつなく悲しい「ぼくを見つけて」、まるで美しさの塊のような「菊の塵」。しかし今回はなんといっても「白蘭」が白眉。拙い表現力ではただ一言、壮絶としか語ることができない。この一編はずっと忘れられそうにない。

  • HANA さん

    連城三紀彦傑作選。レジェンドの名に恥じず今回もやはり傑作ばかり。とはいえ前作に比べると変化球が多いような印象を受ける。赤川次郎とのコラボ作品「ゴースト・トレイン」や「白蘭」があるからそう感じるのかなあ。白眉は何といっても花葬シリーズから採られた「菊の塵」、再読だがやはり明治でしか成立しないトリックとそこに至るまでの誘導が只事ではない。あと花葬シリーズ最終作で連城風「顔の無い死体」テーマの「夜の自画像」も、名高き「白蘭」も完成度にただ息を飲むばかり。最後の鼎談も、各人の子の作家への愛が溢れていて実にいい。

  • スカラベ さん

    作家4人の推薦による連城三紀彦作品6篇の選集第2弾。騙しの要素は相変わらずだが、今回の方が異色さが強い作品が揃っているような気がした。大阪弁の語りで読者を圧倒してくる「白蘭」は、切ない感動の物語でもある。「ゴースト・トレイン」は赤川次郎の「幽霊列車」のサイドストーリー。連城三紀彦的に書いた短編で、登場人物も重なるという面白いコラボ企画。巻末の綾辻、伊坂、米澤の3氏による対談では、6編の順番決めや、作品を選ぶに至る経緯などが語られる。話の中に出てくる選外となった「ある東京の扉」も何だか気になる。

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人物・団体紹介

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連城三紀彦

1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。78年に「変調二人羽織」で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。96年『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月、死去。14年、日本ミステリー文学

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