わずか一しずくの血 文春文庫

連城三紀彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167913687
ISBN 10 : 4167913682
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
追加情報
:
402p;16

内容詳細

石室敬三の元へ一年以上前に失踪した妻から突然電話がかかってきた。「自分が出ているから」と指示されテレビをつけると、そこには白骨化した左脚が発見されたというニュースが。妻は生きているのか?やがて全国各地で女性の体の一部が見つかり、事態はますます混沌としていく…。驚愕のミステリー長篇。

【著者紹介】
連城三紀彦 : 1948年、名古屋市に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。77年「変調二人羽織」で幻影城新人賞を受賞しデビューを果たす。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、『恋文』で第91回直木賞をそれぞれ受賞。96年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞した。2013年10月に逝去。14年に第18回日本ミステリー文学大賞特別賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 佐島楓 さん

    連城作品ということで、期待値を上げて読んだが……女性の立場からすると、こんなに都合のいい女性ばかりゴロゴロいないよ、といったところ。時代背景もあるのかな。

  • HANA さん

    失踪した妻からの電話、それに呼応するように日本列島の各地で見つかる女性の体の一部。一見警察対サイコパスみたいな構図なのだが、それだけに留まらないのは流石は著者といったところ。著者の小説は登場人物全てが浮世の論理で動くのではなく、彼岸で行われている劇のその影の部分だけがこちらに投射されている印象を受けるのだが、本書は特にそれが顕著な気がする。群像劇風になっているのもそれに拍車をかけているのかなあ。ともあれ著者の独特の論理と文体で作り上げられた世界、今まで書籍化されていなかったのが信じられない作品でした。

  • ううちゃん さん

    これまでの連城さんとちょっと違う、かな。私が読んたことのあるのは数冊だから分からないけど、これまでの品格がこの本では感じられないというか。私の期待した描き方でなかったというだけの話だろうが、いまいちハマらず残念。辻村がもっと違う形で活きてきたらよかったかも。

  • カノコ さん

    薬指に指輪を嵌めた左足の白骨死体が発見されたというニュース。その持ち主は、失踪した妻のものなのか。連城三紀彦式官能小説……と思ってしまったほど、濃厚で粘度の高い描写が多い。どんどんと不可解になっていく事件の様相には心惹かれるものがあったが、その不可解さがスッキリと解れることはなく、読み終えてなお混沌としたままである。事件の壮大さ、動機の荒唐無稽さ、連城の文章でなければ何の説得力もなくなっていただろう。また、登場する女たちがみんな浅薄なのも気にかかった。やはり連城は短編の方が好みだなと思った。

  • かめりあうさぎ さん

    かなり癖のある作品でした。連城先生のなんていうか…官能的な部分がいきすぎるとこうなってしまうというか。ちょっとそういう性癖の部分がいまいち理解できなくてぽかんとしてしまった印象がありましたが。本格ミステリとしては面白く、複雑なプロットや動機を無視した強引さとかも個人的には好きでした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

連城三紀彦

1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。78年に「変調二人羽織」で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。96年『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月、死去。14年、日本ミステリー文学

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品