きのうの影踏み 角川文庫

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041069929
ISBN 10 : 4041069920
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

小学生のころにはやった嫌いな人を消せるおまじない、電車の中であの女の子に出会ってから次々と奇妙な現象が始まり…、虫だと思って殺したら虫ではなかった!?幼い息子が繰り返し口にする謎のことば「だまだまマーク」って?横断歩道で事故が続くのはそこにいる女の子の霊が原因?日常に忍び寄る少しの違和感や背筋の凍る恐怖譚から、温かさが残る救済の物語まで、著者の“怖くて好きなもの”を詰め込んだ多彩な魂の怪異集。

【著者紹介】
辻村深月 : 1980年2月29日、山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。18年、『かがみの孤城』で本屋大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さてさて さん

    瞬間的に身の毛のよだつというよりは、考え込むと怖くなるといった13のホラー短編集。活字を読んでいるだけなのに強烈な視覚的インパクトの<だまだまマーク>。辻村さんのエッセイといった趣の<私の町の占い師>。そして、暗闇のどん底に救いの光が差すかのような辻村さんらしさを感じる最後の<七つのカップ>など、色々な趣向が詰まったこの作品。全体としては、結末の二歩手前で放り出されるというような展開が多く、怖いというよりイライラ感が募ることの多かったこの作品。最後の<七つのカップ>に辻村さんらしい救いを見た作品でした。

  • 馨 さん

    ホラー短編小説。ところどころゾッとするお話もあり、実話なのか⁉と思う話もあります。超短い短編もあり、読みやすかったです。『殺したもの』『噂地図』なんかは世にも奇妙な物語的なドラマ化が出来そう。『ナマハゲと私』『やみあかご』はホラーでした。

  • しんたろー さん

    辻村さんのホラーと聞いて、興味津々で手に取った…13編の短編集で長くても30ページ程なので、サクッと読めた…実話系、都市伝説系、日常の恐怖系など微妙にテイストが変わって面白いから一気読みできたのだろう。中でも『手紙の主』は似たような経験があるのでゾッとしたし、『だまだまマーク』は言葉の使い方の上手さに感心し、『ナマハゲと私』はイヤミス的な恐怖にニヤリ、『七つのカップ』で切なさ+優しさに唸らされた。突っ込みどころが多い作品もあり、ホラー好きには物足りないだろうが「流石の売れっ子作家だなぁ」と思わされた一冊。

  • ゆのん さん

    13編から成る短編集。ジワジワと怖さが増すようなホラー。どの話も先が気になってたまらない。特に面白かった『十円参り』一見仲良しな人の本心が見られやはり人間は怖いと感じ『手紙の主』は得体の知れないものの目に見えない存在にゾッとする。『ころしたもの』は何だったのかと想像するとヒェ〜となる。『ナマハゲと私』は途中で結末が分かったものの怖かった。短編というよりもショートショートに近く読み易かった。

  • エドワード さん

    辻村深月さんの柔らかい文章に誘われて読み始めた途端、ゾワッと怖い!最初の「十円参り」と「手紙の主」、無防備な読者はまずこの二編にやられる。子供の世界は、おばけやもののけと直につながっている。大人とは目線が違う。「噂地図」の、<正確に作ること><途中でやめないこと>という公式ルールや後追いルールという、懐かしさすら覚える言い回しが、実に子供らしい怖さをはらんでいる。「七つのカップ」の静かな余韻、辻村さんの体験談?「私の町の占い師」の微笑ましさが救いだ。扉の何気ない絵が可愛いようで不気味。夏はホントにご用心。

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