エッグマン

辻仁成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022514936
ISBN 10 : 4022514930
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
253p;20

内容詳細

元料理人のサトジが居酒屋で一目惚れした女性と、14年ぶりに再会する。彼女の名はマヨ。いまは離婚を経験し、一人娘のウフと二人で静かに暮らしていた。別れの理由は夫の横暴なふるまい。そのことがウフのこころの傷にもなっている。決して豊かとはいえない母娘の暮らしだが、ともに卵が好物で…。サトジの作る卵料理が二人に幸せの笑みをもたらしていく、芥川賞作家による初の料理小説!

【著者紹介】
辻仁成 : 東京都生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞し、作家デビュー。97年「海峡の光」で第116回芥川賞を受賞。99年『白仏』の仏語翻訳版でフェミナ賞の外国小説賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    辻仁成は、新作中心に読んでいる作家です。著者初の料理小説ということですが、実際に著者が料理上手ということもあり、かなりリアルな味わいです。本書は、ほのぼのとした恋愛小説でもある佳作でした。エッグマンの卵料理はどれも美味しそうですが、高カロリーなので、要注意です。

  • ダミアン4号 さん

    冷蔵庫の卵ケースに卵が並んで無いと落ち着かないタイプです。何はともあれとにかく卵があれば何かしらの料理が作れて…ヘトヘトになった心も身体も少しだけ癒される様な…そんな気がします。最初に作った卵料理は目玉焼き!これを料理と言って良いのかいささか疑問ではありますが(笑)その後、スクランブルエッグ、卵焼き(出汁巻卵)と少しずつ進化を遂げて…見よう見まねで作ったスパニッシュオムレツやカルボナーラが出来た瞬間、もしかして料理の才能あるのかも?(笑)12年も思いを告げる事さえ出来なかった主人公がバツイチの親子に卵料理

  • miyumiyu さん

    辻仁成さん初読み。すごく良かった!無口で不器用だけど卵料理が抜群に上手いサトジと、シングルマザーのマヨの、ゆっくりゆっくり愛を育んでいく過程が微笑ましい。サトジの料理と誠実さが、娘・ウフの閉ざした心もゆっくり開いていく。そして卵料理の描写がたまらなく美味しそう!良い話だけど出来すぎた印象もあまりなく、ラストの「ウフマヨに捧げる」は思わず涙が。サトジとウフマヨの幸せを願わずにはいられない。

  • なゆ さん

    「料理も、人生も、シンプルこそが難しいんだ」エッグマンことサトジは不器用で無口でなかなか想いは伝わらないけど、彼の作る卵料理は強張った心をほぐしてくれるよう。居酒屋「ゆるり」の常連サトジとマヨ、出会いからいろいろあってやっと想いが通じる。そしてサトジの事を認めたくないマヨの娘のウフのために、エッグマンとなって特別な卵料理をふるまうのだ。「ゆるり」の店主や常連仲間との関係もだんだん深まったり、いろんな場面でいろんな卵料理におなかが鳴りそう。中でも最後に出てくるウフマヨ≠ネんて料理があるところがニクイね。

  • しょこ さん

    いやぁ卵が大好きでね〜毎朝飽きもせずゆで卵食べてほくほくしてる私が、この本を見つけて読まないわけがない!出てくる卵料理の数々ににんまり。とろとろ卵黄の黄色ってなんでこんなに魅惑的なんだ〜(*´Д`)♥料理とおんなじ、人と人の関係も焦らず時間をかけて丁寧に創っていければ理想的。そしてそれが自分にとって納得のいくものであれば尚良し☆「二人でわけあうエッグベネディクト」が特に良かった。辻仁成さん…ふふふ、彼も卵好きに違いないっ( *´艸`)

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